ぴよこ日和

いらっしゃいませ。
きたむーです。
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9歳の人生

2015年01月31日 | 読んだ
1月31日(土)

위기철(ウィギチョル)の「아홉살 인생(9歳の人生)」読了。


まだまだ韓国が貧しかった時代、山の上の小さな集落に引っ越してきた9歳の僕。
集落の奥には深い森が広がっていて、僕にとっては格好の遊び場になっている。村には同い年のキジョンがいて、キジョンは嘘ばっかりつく子なんだけど、それは嘘というよりは彼の想像が余りにも自由に働くせいだと僕は知っている。学校では虚栄心が強いウリムのことが気になって、彼女が1ヶ月も休んだ時は気がかりで仕方なかった。
父親はこの世で一番強い存在だったし、母親は無条件に甘えることの出来る存在だった。

9歳の子どもの目線で物語を読み進めながら、自分が子どもの頃を思い出しました。
9歳の頃、世界はとっても広くて、大人はみんなちゃんとしてて、世間はきちんと運営されていると思っていましたが、自分が大人になってみると、それらは全部幻想だったということがわかりました。
まず自分が大人だということが信じられないもんね。

子ども目線の物語というと「愛しの座敷わらし」とか「円卓」が印象深いんですが、この作品はこの2つに比べればいま一つだったかな・・・。
それとも私の韓国語の力不足のせいなのかなー?そうかもなー。

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