パンク侍、斬られて候

２月１４日（土）



ついこないだ原作の方を読んだばかり。
と言うか、この芝居の予習のために読んだようなものでしたが、原作の感想は「わっかりにくいなぁコリャ」って感じでした。
特に最初の方の回りくどい心理描写がしつこくてしつこくて「うへえ」って思ったんですが、一体コレをどう舞台化するの？と興味津々。
で、満を持して本日観に行って参りました。

内容はもうほとんど原作と同じで、セリフ１つ１つも原作からそのまま抜き出されていたみたいです。
「うへえ」と感じた回りくどいくだりも回想シーンという形でスッキリと纏まっていたし、映像の使い方がなかなか面白くて原作を読むよりはすんなりと話が入ってくる感じでしたね。
話自体は、もう原作からハチャメチャなんで、パンクでしたって言うほかないなぁ。
ラストの展開も、ま、原作通りなんであっさりと。「うわ、そんな終わり方なん？うそーん」って感じだしね。

あと、いい役者さんが色々出てて楽しかった。
転球劇場の３人なんか、転球劇場コーナーみたいなシーンもらっててそこは超ウケました。
転球さんは随分と好きにやっていたのか、舞台上で山内君にいっぱいツッコまれてましたけど、日によって違うのかな。
宇梶さんとかも「えっ、その格好で？！」と言う姿でご出演。
ただせっかくのいい役者さんたちも、出番がそんなにたくさんなくて、ワラワラと群集に紛れてしまってたのがちょっと残念でした。
けど、満足の面白さでしたよ。