MITでSuskind ( http://en.wikipedia.org/wiki/Lawrence_Susskind )にCREDで習った覚えがあるが不確かだ。
SloanではNegotiationの授業で気の良いRobert McKersie( https://mitsloan.mit.edu/faculty/detail.php?in_spseqno=41232 )と盛り上がった覚えがある。(日本の横型各部門揃っての交渉スタイルとアメリカの権限委任のトップしか出てこない縦型の比較:天保山の開発で体験)
Suskind( 現地ではサスカインドと発音していた記憶がある)の弟子で同じく交渉の専門家が東京大学公共政策大学院の松浦 正浩准教授(MITの後輩にあたる)も
http://blog.goo.ne.jp/n7yohshima/e/b56fa16c5d68587d07741c1331d6716c
http://www.mmatsuura.com/negotiation/
この本のテーマはGood For You, Great For Me、「相手にとって悪くなく、自分にとって願ってもないこと」の実現だ。そのための方策が具体的であり、ネゴシエーションの多い不動産や商社の職務なら買って損はない。とても素敵にまとまっている6原則がありまとめると(注 括弧内は当方の見解)
①交渉の自分の「土俵」に相手を導く(ニエット(Russian Negotiation)はだめよん)
②付加価値(BATNAなど)を見つけ出す提案の創造(おお、これがあるぞ)
③予想外の結果を誘発する条件付きの提案の案出(おまけがある、これならしょうがないかな)
④交渉相手に手を貸して、身内を説得してもらう(いわゆる団体交渉のテクニック Collective Bargening http://en.wikipedia.org/wiki/Collective_bargaining )
⑤「こんなはずではなかった」という「予測できた危機」から身を守る(どつぼを避ける)
⑥組織の交渉力を経験と手順化により高めるリーダーの役割を担う(経験から方策を演繹する、そして帰納のサイクルを回す)
これらの事例と細目の方策まで親切に書いてある。読むしかない。