牛乳の反撃が、昨日の北海道新聞・全面広告で告知されました。
帯広・柏葉高校新聞局の記者が北海道大学・名誉教授・仁木良哉(農学博士)を訪ねて牛乳への「牛乳批判本」に関しての内容確認を行いました。
仁木教授は、「牛乳批判本」に記載されている内容に科学的な根拠に基づいて反論を回答しました。
質問内容
Q牛乳を飲みすぎると、骨租しょう症になる・・・本当ですか。
A牛乳にはたくさんのカルシウムが含まれています。カルシウムの摂取は、骨の形成に役立ちます。
Q牛乳は消化の悪い食べ物って、・・・本当ですか。
A牛乳のタンパク質(カゼイン)は、消化されやすい食品タンパク質の代表です。
Q市販の牛乳を仔牛に飲ませると、死んでしまうのですか。
A免疫力のついた仔牛には、何ら影響はありません。酪農家が大切な仔牛に初乳を与えず、市販の牛乳を飲ませる事など考えられません。
Q牛乳を飲むと太るのですか・・・
A乳脂肪は体脂肪として蓄積されにくい特徴があるので、肥満の積極的な要因になるわけではありません。
等々 高校生記者に専門家である仁木教授は回答しています。
この紙面では、上西一弘(女子栄養大学栄養生理学)教授も「丈夫な骨づくりは、高校生である今が大切。牛乳を飲んで、しつかり運動して下さい」と科学的なデーターを表示して牛乳の良さを述べています。
総論・「牛乳は健康に大変良い」
結論・「牛乳・乳製品を大いに摂取すべし・安心安全です」
「牛乳批判本」は、120万部の発行と出版社は公表しています。
この本の著者は、酪農の実態も牛乳に関しての知識も無くて記述した事は、酪農家は基より乳製品を扱う関係各位を誹謗したものと考えます。
一人の無知・無能な、無責任な医師から発信された「牛乳批判本」は、無知な、無責任な120万人の国民を捏造した罪は重いものです。
本人は、内科医(72歳)との触れ込みで昨日もテレビ(○○授業)に出演していました。
この様な医師をテレビに登場させるテレビ局も「牛乳批判本」の片棒を担いでいると考えます。
テレビ局には、酪農関連及び乳製品等のCM依頼は断固中止するべきです。
これは国家的な損失とも思えます。
この著者である医師の責任をどの様に取らせるか、今後の課題と考えます。
この医師は、本当に「医師免許」を取得したのか疑問にもなります。
当ブログは、無責任医師名と著書名を売名行為に当たると判断して公表は控えます。
この様な世間を騒がせる医者を北海道弁(主に函館地方)で「タクランケ」と言います。
今月20日午後2時から午後5時の間、札幌エルプラザ・センターで酪農に関してのシンポジウムが開催されます。
官・学・民の三者によるものです。
農家からの意見として田中義剛氏(花畑牧場・経営者)も意見を述べる予定です。
写真・北海道新聞3月11日発行・広告