猫のウーちゃんは、なぜか、よく吐く仔でした
猫は毛玉や胸焼けなどで、よく吐くものですから
私たちは気にもしませんでしたが
年を取ると、それはしょっちゅうに成りました
私が側に居る時は直ぐに対処出来ましたが
留守の時は、床や畳にシミが出来ました
私はこれがイヤでしたが・・でも仕方の無いこととして
諦めていました、だってウーちゃんは家族ですものね
でも、トイレだけは一度もしくじった事は有りませんでした
それは、私にとってとても有り難いことでした
ウーちゃんも、15年も過ぎると
白毛も増え・眼も白内障に成り・耳も遠く成って行きました
あれほど獲物取り上手で元気だったウーちゃんが
外へ出ようとしなくなりました、おばあちゃんに成ったのです
人間に数えると90歳を出て100歳が近いかもしれませんものね
私はそんなウーちゃんに 「ウーちゃん、お母さんより先に天国へ逝こうね!」
と時々言っていました、
だって、もしも私が倒れたら・・入院や・・もしものことが有ったら・・
と思って本心で言っていました、
猫も私も年を取るって寂しいものだな! て思いながら・・・
話続きにします。
(絵・・チュウリップ・・さつき画)