日々を綴る私のブログ

今日心に響いたことと好きな絵を、
気まぐれに描きながら続ける日記。

幸ちゃんとの別れ

2006-01-13 | 我が家で暮らした犬達

抱っこして散歩した、2日目の夕方だったと覚えています。
もう別れの時が近いと思いましたので、散歩から帰り、
幸ちゃんを、部屋の中に入れて寝かせました。
そして、家族で声をかけながら見守りました。
夜8時ごろでしたか、ようすが変わったので
娘と一緒に、大きな声で「幸ちゃん・・幸ちゃん」と呼び続けました、
すると、もう瞳孔の開いていた幸ちゃんの目が、変わってきました。
名前を呼び続けると、私たちが分かるらしく、目に輝きが戻ったのです。
それから、私はその夜自分の布団を幸ちゃんの隣に並べて敷き、
幸ちゃんの寝息を聞きながら見守っていたのですが・・その内眠ったようです。
朝四時過ぎ頃でしたか、幸ちゃんの詰まるような大きな声で目が覚めました。
直ぐ声をかけましたが、その時が最後の時でした。
16年我が家の家族だった犬、幸ちゃんは我が家から姿をなくしました。
私たち家族に沢山の思い出を作ってくれて、命の尊さも教えてくれました。
こんな形で我が家の・・多分・・いいえそうです・・
最後の犬との生活は終わりました。

(絵・・さつき画)