夏の思い出

夏に撮った写真の整理をしていたら、こんなのがあった。　スイッチョ？

とにかく虫が苦手な魔女だけど、鳥肌たてながら写真を撮ったっけ。
(あ・・・魔女は“感動した＝鳥肌”という使い方はしない)


背筋を走る悪寒と闘いながら王様をオモチャに導こうとしていた。
「王様、虫ですよ！　怖いから見るだけですよ！」


しかし、その時の王様はこんな顔をしていた。



夏の王様は原因不明の吐き下痢が続き、体重が減っていき、



ずーーーっと、目やにの出た不景気な顔をしていた。

当時は骨髄低形成とわからずに、どうして顔がいつも汚いんだろうなどと思っていた。


かかりつけの獣医に、
「ただの体調不良だ。ジタバタせずにドンと構えて様子を見ていればいい。」
と言われ続け、
何事にも大騒ぎする“典型的なヒステリックおばさん”扱いされたような気がして、
冷静に対処しようと努めたひと月半。

王様が立っていられず、
数歩歩いてはパタリと倒れてしまうに至って我慢の限界を超え、
獣医を脅すように高度医療センターに紹介をさせてしまった。


高度医療センターなんて、たぶん一生縁のない所だと思っていたのに。
そういうところは、お金持ちのワンちゃんやニャンコさんたちが診てもらう
特別な世界だと思っていたのに・・・

勢いで飛び込んだJARMeCには、
普通の飼い主が祈るような気持でペットを入院させていた。




写真とともに当時のメモも整理したので、
明日から医療センターでの思い出をご報告。

おばさん注意報

乾燥が気になる季節。

先日、魔女の向こうずねに粉がふいているのを発見。


おばさん注意報発令。


子供のころからアトピーぎみだった魔女は、
掻くとすぐカサブタになり、薬を使い過ぎると皮膚が薄くなってよけい過敏になる。
人間、歳をとるとは乾燥することだと聞いた。
むーん、ひどくならないうちにケアせねば。

そして、乾燥と言えば、インフルエンザ。

新型インフルエンザが人からネコに感染した(アメリカにて)という報道があった。


我が家に来る人には「ちゃんと手を洗ってね」と
感染症予防の注意喚起をしていた魔女だったが、
自分もインフルエンザを持ち込まないように気をつけねば。



テレビを見ても、blogをまわっても、
「あらっ、カワイイ」　「おや、まぁまぁ」


やたら独り言が多いのもおばさんの証拠でしょうか、王様。

・・・・・僕は寝たふり。

ぴゅ～っ、しゅるしゅる～～っ

このところの寒気で、灼熱地獄の魔女宅にも火の気が欲しい日がやってきた。



むふふふ、
頑としてベッドで一緒に寝てくれない王様でも、
寒さに負けて潜り込んでくるかも・・・

病気をして、以前にも増して甘えっ子さんになったし♪



期待して魔女はストーブも点けずに頑張ったけれど、
王様は自分はもとより、魔女もベッドで寝ることが許せないらしい。

さむーい夜中に「にゃあごにゃあご」鳴いて魔女を起こす。
ベッドには近寄りもしない。


そーか、そーか、どうせ魔女の負けですよと
ストーブを点けてソファに寄りかかっていると夜が明けた。


そして、耳元に聞こえてくる音。


「ぴゅ～っ、しゅるしゅる～～っ」

ソファで眠る王様の寝息、いや、鼻息。
魔女を起こして大満足のご様子。


・・・・なんて勝手なんだ！可愛くなくちゃ許さない！

・・・ん？