万里村奈加の部屋

ネコとつまみ食いと、時々マンガの日々

2013年 冬のシャンプー

2013年01月21日 | ネコ日和
少し暖かいと予報の出た日曜日の朝、王様のシャンプーをしようと決めた。


押入れからペットバスをお風呂場に入れ、ドライヤーとタオルを用意。
手先をバリカンで刈って爪を切れば、自らの危機を察知した王様。

逃げ場はないぞ。


嫌な予感、嫌~な予感。

その通りだよ、王様、可愛そうだが洗われてしまおう。



ギャーワ、ギャーワ、シャー! ガルル・・・・・
 



20分ほどで洗い終えたら、死ぬほどタオルドライされて、
さらに20分間、頭にタオルをかけられて温風ドライヤー。


寒いのでもう少し乾かしたかったが、
「もうそっとしておいて」と言うので、部屋を暖かくして開放する。



そして、1時間後、
お腹はまだ湿気っているがあとはこまめににブラッシングすれば大丈夫になった。



若い頃の王様はシャンプーが嫌でも黙って我慢していた。


最近は歳のせいか嫌なことは露骨に嫌な顔をする。
洗われているときは、どこの獣が吠えているのかと思うほどの鳴き声をあげる。

シャンプー2回、リンス1回、テキスチャライザーシャンプー1回の計4回も洗われて、
その間ずっと吠えているのだから、さぞや疲れてしまうことだろう。

ごめんね、王様。
お腹壊さなくなるからね。


可愛くなったよ。


夕方にはすっかりご機嫌になっているから助かる。




次の朝はサラサラの一丁上がり。


舐め舐めした毛がお腹に溜まって、毛球症にならないためのシャンプーだけど、


百万回くらいカワイイって褒めるからね。


冬場のシャンプーは大騒ぎで一件落着。






王様と電気カーペット

2013年01月16日 | ネコ日和
どんなに寒くても魔女の布団に潜りたくない王様。
それならばと、ミニ電気カーペットを王様に譲った。



これで寒い朝もホカホカだよ。


どんなにつれなくされても王様に尽くしてしまう。




けれど、早朝、視線を感じて目を開けると、
背中を丸めて凍えながらこちらを睨む王様がいた。

王様はあったかい猫ベッドを捨てて、魔女の足元(のダンボールの上)で「起きろ」オーラを送り続けていた。


「使わんのかい!? 電気カーペット!」



王様はぬくぬくよりも“猫型目覚まし時計”としての使命を優先したらしい。
立派なの・・・か!?

翌日、電気カーペットは足元のダンボール箱の上に移動した。
とことん尽くす、魔女。












王様とのお正月・一週間

2013年01月07日 | ネコ日和
寒い年明けだった。



2日。
新聞は来ないしゴミ出しもないしで、
朝早起きをする必要もなく、暖房のタイマーを仕掛けなかった。


厳冬の今年ゆえ、
いくら寒さに強い王様でも魔女のベッドに潜り込んでくるかもと期待してのこと。


定時の6時半、ンコとしシッコを済ませた王様は存分に砂をかけて走る。
本日はややオトナシイなと思いつつ、もう少しじらせば「お腹がすいた!」と魔女を起こしに来るはずだ。
魔女は布団に潜ってチャンスを待つ。


やがて王様がベッドに登ってきた。
アリ地獄よろしく魔女は素早く王様を捕まえて、さっと布団に引きずり込む。


もがく王様。ただ、いつもほど迫力がない。
「うふふ」魔女は布団の中の王様をのぞく。


しかしその時、かの香りが魔女の鼻を刺激した。


「いつもよりおとなしかったのはこのせいか~」
あ~あと思いつつも、魔女は滅多にないチャンスの20分間、王様を抱きしめていた。

王様のお尻の毛に絡みついた親指大の初ウ○チとともに・・・




3日。
ここ数年、「留守番のリーが可哀想」と魔女母と魔女姉が魔女宅に集合してくれていた。
ただのんびりお茶を飲み、コタツにあたりゲームを楽しむだけなんだが、
しばらくすると王様の「帰れ」アピールがが始まってしまう。


「行ったってどうせ帰れって言われるし」で、今年はとうとうだれも来てくれなかった。

お客様が大嫌いな王様には静かでいい正月だったに違いない。




5日。
ご馳走ばかり食べて後ろめたかったせいか王様にもおやつばかりをあげてしまった正月。
そろそろ規則正しい時間と食事を取り戻さねば・・・と、
本来のメインフード(i/d)に戻した。

当然不満な王様、目の前に座って抗議の睨みつけをする。
「もっと美味しいものをだしなさい」


魔女は気づかないふりをする。
すると、すりすりの最上級「ゴツンゴツン攻撃」にでる。

愛想の良い王様はホント久しぶりだった。




そうして本日7日。
世の中も魔女宅もすべてが通常生活に戻る。


王様は今年パァーと指10本を全部出してメッセージ。

「僕は今年10歳になります♪」