万里村奈加の部屋

ネコとつまみ食いと、時々マンガの日々

再生不良性貧血

2009年09月30日 | ネコ日和
王様、川崎まで抜糸に行ってきました。

絆創膏の跡が赤く腫れていてかゆそうですが、
穿刺痕は綺麗にくっついていました。
ひと針しか縫っていなかったみたいです(^_^)


血液検査の結果は、残念ながら退院時とあまり変わっていませんでした。

白血球 24.5×100
赤血球 644×万
血小板 10.9×万(目視15万)


一週間の間に先生方で会議をしてもらい、
穿刺した血球に異常な形がほとんど見られないことから、
骨髄異形成というより、骨髄低形成(再生不良性血液病)の可能性が高いことがわかりました。

ただ、今回の血液検査で赤血球だけは若干増えていたので、
血液が成長する際に(もしくは壊す際に)、
白血球と血小板を狙い撃ちする免疫力の暴走があるのかもと言うことでした。
「珍しい…」と担当の先生がひとこと。

                 ☆

                 ☆

                 ☆


とりあえず、元気でご飯もよく食べている王様なので、

もう少し体重を増やして、三週間後に再検査をします。

その時、やっぱり数値が上がっていなかったら、

ステロイド(免疫抑制)治療に移ります。

ステロイドを使い始めたら、
最低でも三ヶ月間はノンストップで治療し続けなければならないので、

この三週間は、魔女の決心のための期間でもあります。


あー、川崎は遠い。 タクシーには乗り飽きた。

魔女もですよ。

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カラーな日々

2009年09月26日 | ネコ日和
5日ぶりの自宅であちこちチェックに余念がない王様。

くんくんくん・・・・・

そういやぁ、これで遊んでたんだっけ。         げしげし!

お気に入りのラバーブラシで遊ぼうとするも、

あれっ?  なんか、うまくいかない・・・


これ・・・・



じゃま~~~っっ!


はぁ~~っ、 


こいつは・・・・


また今度にしょう。





鎌倉方面にお住まいの“占い未さん”。
たまたまこちらにいらしたとかで、お花を持って訪ねて来てくれた。
ありがとうね。

王様は吐かずによくご飯を食べてます。
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骨髄低形成症

2009年09月23日 | ネコ日和
王様、退院しました。

入院していたのは日本動物高度医療センターです。


復活宣言してからも、ずっと具合が悪そうだった王様。
魔女は大学病院に予約を入れてもらうよう獣医に頼みました。
けれど、シルバーウィークとやらで大学病院もお休みが続き、
月末にならないと診てはもらえないことが判明。
このまま半月過ごしては王様の体がもたないと判断した魔女は、
休日でも診察してくれる川崎の高度医療センターへ連れて行く決心をしました。


「気にしすぎなんだよ。民間は一日じゃ帰してくれないよ。あと後通えとか大変だよ」という獣医を
「飼い主がこれだけ具合が悪いって言ってるんだから、もう待てないんだよ!」
と脅すように予約を入れさせてしまいました。


魔女の棲む埼玉県南部から東京を縦断して神奈川県の医療センターまでタクシーで2時間。
三人の獣医師が担当になり(ひとりは研修医?)、
40分の問診と経過説明の後、4時間半の検査が行われました。


疑っていた消化器系に問題はなかったのですが、
白血球が基準値の最低レベルの三分の一しかなく(18.7×100)
赤血球も基準値の最低の半分(540)、
血小板に至っては最低の四分の一(7.7×万)
しかありませんでした。


これでは怪我をしたら血が止まらなくなるし、雑菌にも感染してしまうほど免疫力がない。
とうことで、即入院。

4日後、麻酔をかけられる体力がついたところで骨髄穿刺をしました。

これが骨髄穿刺の跡

部分の拡大



で、出た確定診断が骨髄低形成 という病名。

うーん、初めて聞きました。
再生不良性貧血と白血病の中間みたいなものらしいです。

でも、この病気、人間でも骨髄移植ぐらいしか治療法がないそうです。
ましてネコなら何もしようがない。
副作用のリスクを冒してまでステロイド(免疫抑制)治療をしても効果が出る保証もなく、
今、元気だからそれでひとまず様子を見ましょうということになり、
退院しました。



原因は不明。
いつなったのかもわかりません。
王様9ヶ月の時に去勢手術をして、その時に白血球が4700しかなかったので、
もしかしたら、爆弾かかえた超虚弱体質児だったのかもしれません。
これまで大きな病気も怪我もなく来てしまったので気づかなかったようです。


「ほかの子はどういう治療を選択しているのですか?」と伺ったら、
高度医療病院に担ぎ込まれるネコは、たいてい重篤な他の病気を持っていて、
たとえこの骨髄低形成があったとしても
“病気のせいで血液の数値が下がっている” と判断されるため、
データがないとの答えでした。
“吐き下痢”だけが原因だった王様だから初めて確認できたそうです。


とりあえず、
今回の吐き下痢初期にした血液検査で白血球が5000(これが基準値の最低レベル)あったので、
そこまでは自力で回復してくれることを祈りつつ生活してみます。


低め安定は魔女のモットーでもありますし。

今後、白血病に変化したら化学療法になると思います。


病院では“おとなしくていい子”と褒めそやされていた王様。

うちに着いたら、
「やなことたくさんしてーーーっっ!!!」と吠えていました。


一週間後、穿刺痕の抜糸に再び川崎に行きます。
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王様は入院中です

2009年09月19日 | ネコ日和
王様は、頑張ってたくさんの検査を受けています。

骨髄の病気のようですが、数種類あるようで、
確定診断はまだ出ていません。


魔女は往復4時間かけて面会に通っています。

もう少しお休みをいただきます。

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復活しました

2009年09月09日 | ネコ日和
二ヶ月近くに及ぶ体調不良の日々から、王様、復活!(たぶん)

病み上がりなもんで、しょぼくれてますが元気です。



病気と声高に言うほどの病気でもなかったかもしれない。
おそらくは毛球症で、そのせいで胃腸炎で、
そのせいで膵臓の機能不良、そして、魔女のせいで(T_T)胃酸過多。


けれど、便秘しては吐き、下痢しては吐き…何も食べなくなって、
どんどん体重が減っていく王様に、魔女は毎日半泣きだった。
ちょっと良くなったかと思うと、またすぐ悪くなる。

落ち着いて眠っていたかと思うと、突然眉間にしわを寄せて気持ち悪そうにうずくまる。
いいウンチが出たとひと安心したすぐ後に、
「わぉわぉわぉーっ」と吠えてから嘔吐し、そのまま今度は下痢便を噴出させる。
その繰り返しに、どう対処していいか本当にわからなくなってしまった。



これでダメなら大学病院だと決心し、
消化酵素と止瀉薬と毛球除去剤を毎日飲ませ、食事を一日二回にしたら、
この一週間で食欲が戻り、体重の減少が止まった。

もりもりと体重増加というところまではいっていないが、現在3.3キロ。
背中のあたり、ごつごつした肩甲骨にうっすらと肉が付いてきた。
ぺったりと体に張り付いていた毛が、根元から立ち上がってふっくらしてきた。
涙目で汚れていた瞳が乾いてきれいになり、眼力が戻ってきた。



実は、大学病院に検査に行く準備はできていた。
地図をプリントアウトし、
タクシーで行ったらどのくらいの時間で着けるのか、いくらかかるかもを調べておいた。

でもでも、王様は元気になった。
投薬はしばらく続けなければならないが、大学病院行きはとりあえず延期(中止)


ああ、ばんざーい!
このまま元気になっておくれ! 王様。


はい、にっこりは?

にっこりね
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