お邪魔虫

小さなカラーカットの仕事で画材を出していた。

　　朝５時半、
　　王様、筆洗いのバケツをチェック！
　　
　　この筆洗い３０年前からある年代モノ。
　　　　　　　
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　「インクの味がしてうまいよ」　　　　・・・・うそつけ。

その後は、お約束のお邪魔虫ドッカリ。


　　　　　　　　　万里村が朝食を食べてきてもまだ寝ていた。
　　　　　　　　　

　　カーテン開けたから、明るくなったから、どいてください。
　　

「ふふ、どかないの知ってるくせに」

４時半にひとを起こしておいて、日が昇るとこれだもんな。

毛玉

飲み込んだ毛を下から出すことが多い王様。
白い毛色なので、ウ○チはマーブル模様だったりする。

見事に舌の突起にからみつくコート。

　　　　　　
　　　　　　べーろべーろ


ごっきゅん　　　んがが・・・・
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　☆
　　　　　　　　　　☆
　　　　　　　　　　☆

やがて
眉間にしわを寄せて、表情がくもったら・・・・
来た来たーーーーっ

クカッ　クカッ　クカッ　　　ケボッ！！(映像は略)

リバースした毛玉を恐いものでも見るように後ずさる王様。
ここでちょいと太っ腹なとこをみせ、点数を稼ぐ魔女。

『上手に吐けましたねー。これでスッキリするよー』


しかし、お見せしたかったですよ今回の毛玉。
でっかかった

片付いた？

エアコンの室外機がうるさい。
ファンの回っている音で、故障ではないみたいなんだけど。
近所迷惑かも・・・と思ったら、いてもたってもいられなくなり、取扱説明書をさがした。
朝５時のこと (外が静かだから音に気づいた)

みつからない！取説が！

「あーあ、お片づけしないから」

で、ちらかった部屋に自分でキレて、突然、大掃除を始める。
(こっちの方が近所迷惑かも・・・)

　　　　　３時間後、とりあえず取説見つかったから、
　　　　　
　　　　　「えっ？！」

本日の掃除はおしまい。

「えー、少しはキレイになったのかなぁ」
なりましたよ。
あっちの荷物をこっちに移し、こっちの荷物を・・・・・

取説はソファーの下にあった。

さっぱり

王様は、汚れてくるとしっぽが脂で黄色くなる。
寒いけど、洗われてしまった。

「うう、やなことして！」

　　　　　今回は地獄から湧き上がるような声を出そうと、断固ドライヤーで乾燥。
　　　　　逃げ回る王様を追いかけまわし、一時間かかって８割くらい乾かした。
　　　　　

ここでちよっとお休み。
出窓の日差しに当ててみる。

外は風が吹いて寒くても、部屋の中はエアコン＆ファンヒーターでぽかぽかだから・・・
　　　　
　　　　　と思ったのに、窓の結露でまた背中が濡れてしまった。
　　　　　
　　　　　タオルを持って近づいたら、逃げた。　　　　　

　　　　　　　☆
　　　　　　　☆
　　　　　　　☆

お互いヘトヘトになるまで闘った。

「はう、くたびれた」

　　　　　「僕、もう眠いから・・・・」　　　　　　　　　　
　　　　　

はい、お疲れ様。

毛のクセが落ち着いて可愛くなるのは２，３日後かな。
魔女のおしりに筋肉痛が走るのは、明日。

雪のち風

降る雪を不思議そうに眺めていた王様。
「このフワフワは、どうして地面に落ちると、いなくなっちゃうんだろう」


　　　　　　　　次の日、空から降るフワフワを見るから窓を開けろとせがむ。
　　　　　　　　
　　　　　　　　「あれ、今日は何も落ちてこないよ」


やがて、陽が差し込む時間になり小型冷蔵庫の定位置に。


　　　　　しかし、今日は強風が吹いている。
　　　　　換気扇からバフッバフッと風の逆流する音がする。
　　　　　「・・・・・」
　　　　　

　　　　　王様はこわがりなので、
　　　　　「大丈夫？」
　　　　　
　　　　　もちろん、大丈夫です。

今、魔女にとって問題なのは、王様のスタッドテイルです。
「そうか、大丈夫なんだー」

この後、王様は笑顔なんかつくってる場合じゃないことを知る。