自給自足

これなーんだ？


「毛玉」


　　　　　　　　　　　「くんかくんか、・・・・僕のだ。
　　　　　　　　　　　　シャンプーあとのブラッシングの抜け毛」
　　　　　　　　　　　

　　　　　　正解。　　じゃ早速、始めましょうか。　ずりずりっと下げて.......
　　　　　　

　　　　　　　　　　　自給自足、地産地消　　　　　さあ、来い！
　　　　　　　　　　　

「あ、なるほ・・・・」　　　　　　　　　　　　　　うずうず..........


　　　　　「ど」　　　　　　　どとどっ！
　　　　　

　　　　　

　　　　　どどどどと・・・・・
　　　　　

「あー、おもしろかったねー」

ちょっぴりエコロジーな王様でした。

照れる

　　　　　シャンプーを終えて床掃除をしていたら、王様が何か言いたげに前に座る。　　　　　　　
　　　　　　　

　　　　　「ねぇ、僕ってどんな感じ？」
　　　　　
　　　　　雑巾がけの邪魔をしても言わせたいのはひとつ。
　　　　　
はい、王様はすっごくカワイイですよ！

洗い上がりにめちゃめちゃ褒めたので、すっかりその気になってしまっている。


　　　　　「・・・・・・・むふっ」
　　　　　
　　　　　そのくせ、　　　　　

「むふっ、むふむふ」

褒められると妙に照れる。

　　　　　そして、魔女に(くすりと)笑われたことに気づいて、　　　　　
　　　　　
　　　　　用を思い出したように

しゅだっと駆け出す。
駆け出した先には、何もない。

洗いたては、照れたお尻までふわふわだ。

おやすみ♪

闘い済んで日が暮れて........って、シャンプーしただけなんだけど。


　　　　　次の日は、朝からおやすみモード
　　　　　

　　　　　ねむねむ
　　　　　

ふぐぐーっ


うす目開いてるけど、寝てる。


きょうは静かに　おやすみなさーい♪

シャンプー納め？

おそらく今年最後のシャンプー、朝９時に終了。


　　　　　安いお惣菜のエビ天みたいなしっぽ
　　　　　

　　　　　こんな奇妙な形もご披露
　　　　　

毎回思うのだが、洗うのは簡単なのに乾かすのはけっこうタイヘン。

せっかく暖かい日を選んだのに、勢い込んで早く入れすぎたみたいだった。

　　　　　エアコンとガスファンヒーターを両方つけて、
　　　　　バスタオル３本でドライしても小刻みに震える王様。
　　　　　

母に捕まえてもらって２０分ほどドライヤーでブローする。


　　　　　しかし、ドライヤーを使うと怒りが沸点に到達してしまう王様
　　　　　


しかたないので、７割くらいの乾き具合で、暖かい部屋にしばらくほっておく



５時間後、昨日のリサーチ通りの日差しの中で


　　　　　スッキリした王様が...........
　　　　　

　　　　　まぶしい？　あと少しだよ。
　　　　　

うるさいのは嫌。でも、無視されるのはもっと嫌な王様。

ほっておかれて寂しく思っているスキに、仕上げのブラッシング。
　　　　　
　　　　　いよっ！　きれい！　かわいい！　
　　　　　と拍手つきで褒めたおしたら、まんざらでもない様子。
　　　　　

こうして王様の長い一日が終わる

出来上がり！　お疲れ様。

続 まぶしー！

いつものサブ冷蔵庫上の王様。


ここ何日かの同じ場所。

「まぶしー！」

　　　　　「魔女、ブラインド閉めてよー」
　　　　　
　　　　　よーし、陽射しの入り具合良好！　　これで安心して実行だ。

「え？　何が？」

王様、明日はご入浴です。