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北へ南へ、東へ西へ

旅と山歩き・街歩きの記録です 今を語りながら過去も振り返って

ネクタイにスーツ姿で初詣 昭和の明治神宮:渋谷区

2007-01-10 15:51:44 | 思いでの写真館

 1960年代、晴れ着姿で初詣に行きました。和服の女性は当然ですが、男性は、ネクタイにスーツの正装が多く見られました。最近では、ジーパンにブルゾンを始め普段着のままです。たまに振り袖姿の女性を見つけると、ほっとします。時代の流れといえ、晴れと褻のけじめはなくなってしまったようです。「褻」の字は書こうと思ってもかけません。晴れと褻が一緒に出てきて、初めて意味も読みも分かります。字の消滅と共に、けじめもなくなってしまいました。同じ思いをもたれる方も多いらしく、「褻」の字を検索していたら、渡辺哲夫さんのホームページの中、平成16年のコラムに思いを述べてありました。全く同じ思いなので、同感してしまいました。「お正月は、褻から晴れへ変身する時」なのです。1963年頃の明治神宮です。



「晴れ」と「褻」」の解説は、いずれ志村さんにお願いするとして、お気に入りの1枚。偶然見つけた小さな子供のスナップです。独身時代、年賀状の題材にも使いました。



 ついでに、神宮恒例の流鏑馬です。記憶違いか、流鏑馬は例大祭の11月3日とありました。

       



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2 コメント

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Unknown (志村建世)
2007-01-13 11:31:45
ハレとケの使い分けは、渡辺哲雄氏の説明で尽きていると思います。私も正月の「けじめのなさ」を残念に思う一人です。でも葬式や結婚式は今も盛大なのですから、年中行事を特別に思う気持が薄れているということでしょうか。
 ハレとケを対比させるのは、比較的新しい民俗学から出てきた考え方のようですが、いろいろなことが、よく説明できます。褻には「狎れる」意味があるようですね。漢字以前の和語ではどうだったのか、確認は難しそうです。
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Unknown (koba3)
2007-01-13 12:50:58
コメントありがとうございました。年中行事は、季節を楽しむ良い習慣だと思っています。子供たちが出ていって、夫婦2人ですが、妻は今でも菖蒲湯、ゆず湯など季節のものを欠かしません。正月は、着物で初詣をします。私も強制されますが、雪駄で車の運転は危なく、裾ははだけてあられもないので、最近は勘弁してもらっています。子供たちが孫たちに、良い習わし・風情を伝えてくれることを期待しています。
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