讀本とは何ぞや、物語の載ってる国語の本かなと思って開く。
いろは順に挿絵の物の説明がされています。
輪にページ数が打たれていて、二枚で一ページです。
ここからは巻頭に説明しているように五十音(アイウエオ)順です。
マサカリを「よき」と言いました。明治生まれの祖父もマキ割の時「よき」と「ナタ」を区別して使用していました。
イノシシはヰノシシです。
「い」と「ゐ」「イ」と「ヰ」、「え」と「ゑ」「エ」と「ヱ」、「お」と「を」「オ」と「ヲ」はそれぞれの使い方がありました。
現在も「お」と「を」も、それぞれの使い方をしますが、「お、を」には別にもあったようです。
平民の記載は差別の表れだったと聞きました。