レトロの小部屋

紙物を中心に古物を集めています。

クレパス

2017年04月30日 08時24分38秒 | 文具

サクラクレパスです。
木製の箱です。

紙箱です。

空箱です。中学校用とはどういう意味でしょう

上の三品は戦前の物です。

サクラ以外にもたくさんのメーカーがあります。


化粧品の資生堂もクレパスを作っていました。

 こちらのほうが後発です。


パステルに近いと言う意味でしょうか?

ぺんてるから101匹わんちゃん、手提げ袋つきです。巻紙にディズニーの動物の絵があります。

この子はたった一本です。

クレパスにも短くなったらのキャップがあったのですね。
どちにも裏表に2種類の同じ切込みがあることを示した物です。

コンテのようです。

コンテです。

 


クレヨン

2017年04月29日 13時15分33秒 | 文具

クレヨンはクレイヨンとかクレオンとか様々な表示がされていました。

王様クレヨンです。この2点は王様の雰囲気が違います。



中の旗の絵も違います。新旧でしょうか?

暑い場所にあったのか溶けています。
王様の冠も変化があります。

花王絵具のグリムクレヨンは、花王石鹸の長瀬商会(長瀬は創業者名)が昭和16年から発売したそうです。

色を混ぜる。クレヨンでできるの? できるらしいです。


阪急クレオンですって。デパートの自社ブランド?



大丸も高島屋もそうだったの?では三越などもあるかもしれません。

木の箱です。

サクラ商会は、クレヨンとパステル双方の長所を合わせてクレパスとして特許を取ってからもクレヨンは製造していました。
クレヨンにはクレヨンの味があります。
ジスマークは昭和24年にスタートして、平成16年からマークが変更されています。

 


モルトケース  

2017年04月28日 07時42分52秒 | 文具

指を濡らして紙をめくるために造られた容器をモルトケースと言います。

ガラスに空気の粒が入っていて古さを感じます。

文具店に残っていたのでしょうか箱付きです。

上の物とよく似ていますが、比較すると何となく違う気がします。

周りに楕円形の凹みが並んでいます。

着色されたガラスです。

蓋があったのかもしれない口の溝です。

アラレ模様です。

浜辺に打ち上げられた海綿が入っています。

使っていくうちに表面が傷んでくるスポンジで、職員室の先生の机にもありました。

こちらは陶器です。

ウランガラスのモルトケースです。


印鑑

2017年04月27日 10時00分02秒 | 文具

朱肉入れと、手作りのハンコです。

角で作られたため虫に食われています。印鑑と朱肉のセットです。

木製です。


印鑑を押してみました。太田関太郎と読むのでしょうか?

虫食いの2㎝×4㎝の小箱です。

印鑑も入っています。携帯用でしょうか。

バネで自動的に回転してハンコに朱肉が付き、連続押印可能な印鑑です。

キャップを外すと飛び出します。
この時点で、中の印鑑の文字に朱肉がかぶさっています。



押すと文字にかぶさっていた小皿(朱肉)が回転して外れ、

捺印します。

放すと瞬時にバネで元に戻り、ギシャギシャと音を立てつつ、次々押印していきました。
どなたの発明かよく考えた物だと思いました。


カーボン紙

2017年04月24日 09時23分31秒 | 文具

同時に2通を作れて1通を保持し、もう1通は相手方に渡す。
複写の為に造られたカーボン紙です。

3枚複写の場合、一枚目、二枚目の下にもそれぞれカーボン紙を挟みました。
筆圧をかけて書く必要性から万年筆に変わってボールペンが台頭してきました。

メーカーによって少し色が違います。

赤もありました。

両面にインクが付いているために紙の裏面を汚します。
小さい方は上の紙の裏面に色が付かないように、片面のみにインクが塗られています。
当然濃紺も黒もそのようになりました。

その後見た目は白だが、紙本体に薬品を施し何枚でも同時に複写可能となると、カーボン紙を見ることは無くなりました。
平行して感光紙とコピー機が同時に生まれました。。


インクびん   各種メーカー 3

2017年04月17日 09時12分16秒 | インクビン

スワンインクです。
キャップもラベルもスワンの絵が見えにくになっています。

輸入のペリカンインクです。現在も健在です。

 

靴型で、少し大きい右のびん、商標”RONDE”のラベルに丸でMを囲んだシールが貼られています。

この2つはエンボスが似ています。
丸善のMは有名ですが、丸善ではありません。

OGURA S BONTON INKと書いてあります。

左のビン、ラベルBONTONの文字の先に鳥のマークがあり、九官鳥だそうです。

大小のビンの底。
七宝模様の一つである分銅をマークにしてあります。
その中に小倉と社名を入れた方が新しいようです。
 

ワグナーです。


インク消し・墨汁・特殊インク

2017年04月16日 07時55分48秒 | インクビン

インク消し、修正液です。インクはインキと呼ばれていました。
左端のクロンボインキ消は残念ながら箱のみです。
中央は米山インキ消です。
右端のトーホー修正液はガリ版の紙に書く鉄筆の文字の修正液です。

墨汁と朱墨汁です。
左はラベルから「みやこ染本舗」と読み取れます、そして墨池とも書かれています。
右の朱墨汁は篠崎インキ株式会社です。

中央は開明墨汁です。

明治中期、岐阜県郡上郡牛道村の小学校教諭、田口清爾が寒い冬に児童が墨をする苦痛を思いやり、製造を思い立ちました。
墨汁は日本独自のものでした。大正初期には墨の元祖中国にも輸出されました。
田口商会は現在も開明株式会社として存在します。

紐の付いた缶が転がっていました。

見回すと落ちている蓋の上についていたもの。

表側

マークは物語る、明開墨汁のものです。
ガラス製は墨池で、缶入りは補充液だったのかも知れません。

陶器のインクびんに載せていたこちらも、墨汁入れ(墨池)です。

紅花液墨と書かれています。
紅花と油を燃やして採ったスス(煤)を使ったもので、量産はできませんでした。
中に残る墨はつやつやしています。
底に「ハヤシ インキ」のエンボスがあります。

陽光 ヘクトグラフインクってなに?  写し絵作成用インクでした。
たとえば、インクで描いた絵を濡らした陶器に貼ると絵が写る、20枚以下なら印刷可能とのことです。