レトロの小部屋

紙物を中心に古物を集めています。
ついでに所蔵品の思い出も。

趣味人と曽我廼家五郎 2

2019年04月13日 08時53分25秒 | 京都 滋賀の絵はがき

表面がはがき仕様になっているものとして。

はがきの料金が1銭5厘から2銭になったのは昭和12年4月でした。

曽我廼家五郎が、贔屓先の若林宅宛に送っています。
この絵葉書会で「のむらや」として印刷を手掛けた若林寿之助(丸印)

彼の暑中見舞いです。これは、大阪の貿易会社から海外赴任中の息子 理三郎に宛てたものです。

理三郎は、親はもとより、友人知人から海外で受けっとった膨大なハガキを持ち帰っています。
元の持ち主は誰なのか。
5年位前、京都の天神さんの縁日の露店で刀や鉄砲を商う業者が持て余し、まとめ買いをせまられて全部買いました。
「東福寺のお宅から出た」と言いました。

松竹から出ている曽我廼家五郎のブロマイド絵はがきなどはここでは割愛します。

次回は郵便法では送れない仕様のものを紹介します。