だいぶ昔の話になるけど、
「米中の国交回復」、と云う世界史的大事件がありました。
それまでの米中には、
冷戦時代で国交がなかったのですね。
その後、ソ連、
まぁ、今のロシアです、
こことも米国が手を差し伸べ、雪解けの時代となります。
処が、これに焦ったのが北朝鮮です。
それまで、政治的にも経済的にも後ろ盾となってくれていた中ソ両国が、
互いの敵であったはずのアメリカと握手したのですから。
両国のようにアメリカと仲良くなっては、
経済的にも思想的にも厳しく締めつけている、今の独裁体制が保てない、と考えた金王朝は、
「先軍思想」を打ち出します。
つまり、
同盟国が頼りにならないと考えた北朝鮮が、
自分の身は自分で守る、
そのためには、「すべてに優先して軍事力を強化する」、という方針に転じた分けです。
はじめはうまくいかなかった、この「先軍」も、
ソ連の崩壊で、軍事情報が拡散しだし、
その技術や人材を利用することで、核実験やミサイル性能の向上に成功した。
それが昨今の、
「北によるミサイル騒動」となってあらわれている分けですが、
これを見て分かる通り、
北の「先軍」は、自国の体制を護るための軍事力です。
どこから守るのか、と云えば、
それは「アメリカからだ」と北は言うでしょう。
ここで重要なのは、
国際情勢がどうだ、とか、時代がどうだとか云う話ではなく、
「北がそう思っている」と云うことなんですよね。
韓国の新大統領が盛んに、
「話せばわかる」と、北へ対話を呼びかけましたが、応じる気配はない。
そりゃそうでしょう、
北の望みはただひとつ、「金王朝の生存」、なのですから。
韓国がどう説得しようとしても無理、
北にとっては雑音ぐらいにしか聞こえない。
彼らにとっては、
金王朝を崩壊させる力のある「米国と交渉する」ために、
この何十年、軍事力を磨き続けて来たのですから。
共産党の志位委員長が声明を出し、
日本政府は「軍事的選択肢はとるな」、
そして「外交的解決を」と仰ったそうで、
コレ、言葉は綺麗ですが、
現実的であらねばならぬ、ベテラン政治家の言葉とは思えない。
まず、憲法で縛られてる日本政府に、
「軍事的な解決能力」があるとは思えないし、
「外交的解決」にしても、
「話し合って、核を放棄させよ」と云うことなら、
日米は、
もう何十年もその方針でやってきたが、その結果が今の状態ですよね。
それとも、志位さんの腹は、
話し合って「北の核やミサイルを認めよ」と云うことなんでしょうか。
まぁ、それでいいなら「外交的解決」も可能でしょうけどね。
これ、言ったのは志位さんですが、
そのうちにはリベラル系のメディアも言いだしそうな気がする。
でも、一番怖いのは、
トランプさんがそう言いだすことかな。
「 アメリカまで届くミサイルの開発だけはやめろ
ただし、核の保有は認めるから、」・・・な~んてね。
「米中の国交回復」、と云う世界史的大事件がありました。
それまでの米中には、
冷戦時代で国交がなかったのですね。
その後、ソ連、
まぁ、今のロシアです、
こことも米国が手を差し伸べ、雪解けの時代となります。
処が、これに焦ったのが北朝鮮です。
それまで、政治的にも経済的にも後ろ盾となってくれていた中ソ両国が、
互いの敵であったはずのアメリカと握手したのですから。
両国のようにアメリカと仲良くなっては、
経済的にも思想的にも厳しく締めつけている、今の独裁体制が保てない、と考えた金王朝は、
「先軍思想」を打ち出します。
つまり、
同盟国が頼りにならないと考えた北朝鮮が、
自分の身は自分で守る、
そのためには、「すべてに優先して軍事力を強化する」、という方針に転じた分けです。
はじめはうまくいかなかった、この「先軍」も、
ソ連の崩壊で、軍事情報が拡散しだし、
その技術や人材を利用することで、核実験やミサイル性能の向上に成功した。
それが昨今の、
「北によるミサイル騒動」となってあらわれている分けですが、
これを見て分かる通り、
北の「先軍」は、自国の体制を護るための軍事力です。
どこから守るのか、と云えば、
それは「アメリカからだ」と北は言うでしょう。
ここで重要なのは、
国際情勢がどうだ、とか、時代がどうだとか云う話ではなく、
「北がそう思っている」と云うことなんですよね。
韓国の新大統領が盛んに、
「話せばわかる」と、北へ対話を呼びかけましたが、応じる気配はない。
そりゃそうでしょう、
北の望みはただひとつ、「金王朝の生存」、なのですから。
韓国がどう説得しようとしても無理、
北にとっては雑音ぐらいにしか聞こえない。
彼らにとっては、
金王朝を崩壊させる力のある「米国と交渉する」ために、
この何十年、軍事力を磨き続けて来たのですから。
共産党の志位委員長が声明を出し、
日本政府は「軍事的選択肢はとるな」、
そして「外交的解決を」と仰ったそうで、
コレ、言葉は綺麗ですが、
現実的であらねばならぬ、ベテラン政治家の言葉とは思えない。
まず、憲法で縛られてる日本政府に、
「軍事的な解決能力」があるとは思えないし、
「外交的解決」にしても、
「話し合って、核を放棄させよ」と云うことなら、
日米は、
もう何十年もその方針でやってきたが、その結果が今の状態ですよね。
それとも、志位さんの腹は、
話し合って「北の核やミサイルを認めよ」と云うことなんでしょうか。
まぁ、それでいいなら「外交的解決」も可能でしょうけどね。
これ、言ったのは志位さんですが、
そのうちにはリベラル系のメディアも言いだしそうな気がする。
でも、一番怖いのは、
トランプさんがそう言いだすことかな。
「 アメリカまで届くミサイルの開発だけはやめろ
ただし、核の保有は認めるから、」・・・な~んてね。