漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

憲法改正と二枚舌と同性婚と

2022年06月23日 | 政治・経済・こぼれ話

三日ほど前かな、
大阪地裁で、こんな判決がありました。

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 同性婚を認めない民法などの規定は、
 憲法に違反しないと、大阪地裁が20日、判決を下した。

 京都府や香川県などの同性カップル3組が国を訴えていた。

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去年の札幌地裁では、
これと真逆の判決を下してましたから、

「今回の判決は、日本の同性カップルや人権活動家に打撃を与えた」とも記事は書いてます。

この判決の拠り所となったのは、
憲法24条の「婚姻は両性の合意のみに基いて成立する」と云う条文だそうです。

つまり、
「両性」だから男と女、同性の結婚は設定外と云う分けです。

さて、毎週、月曜から金曜まで夕方の三時間以上、
毎日放送の報道番組「よんチャンTV」と云うのが、関西圏で放送されてます。

大阪地裁の判決を受けて、
この番組でも特集を組んでましたが、

その判決についての解説を聞いたのは、
「男性弁護士同士で結婚していると云う南和行弁護士」

当然ながら番組は、
「判決の不当を糾弾する」と云う雰囲気で終始しました。

処で、きのうかな、
ラジオで辛坊治郎さんがこんなことを言ってました。

「日本のリベラルと称する人たちは、
 同性愛や同性婚を支持する人たちが多いんだけど、

 この人たちはまた、憲法改正に反対する立場をとる人たちでもある」

辛坊さんのいわく

同性婚を支持するなら、
当然のこと「憲法24条を改正せよ」となるはずなんだが、

迂闊にそれを言い出して、
憲法が改正されたりしては、

この人たちが金科玉条とする憲法九条の改正にも飛び火しかねない。

だから、この判決を批判する報道は多いんだけど、
「憲法を改正するべきだ」とまで、踏み込んだ報道はない。

つまり
リベラルと称する人たちの ご都合主義、二枚舌を嗤ってるわけです。

毎日放送の「よんチャンTV」でも、
当然ながら、

同性愛弁護士さんが憲法改正の話にまで踏み込む事はありませんでした。


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【金科玉条】きんかぎょくじょう
 
 絶対的なよりどころとなるもの。
 最も大切な法律・規則。

【二枚舌】にまいじた

矛盾したことをいうこと。うそをつくこと。

 


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