カスバの女、と「赤い風車」と「うすなさけ」

♪♪
　「ここ～は地の果て　アルジェリア、」とは、

昔、流行った曲、
「カスバの女」の中にある歌詞ですが、

その地の果てのさらに西にある国、
モロッコで、

王さまの命令により、
今月２４日、全土で「雨乞いの祈りがささげられた」とのことです。

その映像を見ると、
みなさん真剣な表情で祈りをささげてました。

なんでも、この処の干ばつで、
深刻な雨不足となりモロッコの農業に大打撃を与えているんだそうです。

そう云えば、
モロッコとは地中海を挟んで向きあう国、

スペインでも、
この処つづく干ばつで、麦の種が捲けない、と報道されてましたかね。

ダムなどが干上がって飲料水さえ不足気味、
下流の農業地帯には「取水制限」が出ているためだそうです。

そのスペイン人を父に持つ歌手、
緑川アコでヒットした「カスバの女」は、

かってはパリのキャバレーで華やかに踊っていた女が、
いまはカスバの酒場女に落ち、

今宵の客である、
外人部隊の兵に身をまかせながら、

“貴方も私も買われた命
　　恋してみたとて一夜の火花”、

「お互い哀れね」とうすなさけ・・・と云う内容ですが、

この歌詞中の、
「赤い風車」は、パリにあった有名な店、「ムーランルージュ」の日本語訳、

ジャンギャバンの主演映画、
「望郷」をモチーフに作詞されているのだそうです。