漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

黄色いさくらんぼ

2016年06月29日 | はやり歌 文芸 漫画
「サクランボって何色?」って聞けば、
まだ幼い近所の美人なら、迷わず「ピンク」と答えること疑いなし。

なにしろ彼女は、
ろくに舌も回らぬうちからのピンク大好き少女なのだから。

処でこの季節、
日本の果物屋に並ぶサクランボが、

今のように赤ばかりになったのは、わりと最近のことだと知ってますか。

1959年に大ヒットした、
「黄色いさくらんぼ」と云う歌がありますが、

コレ奇をてらって付けたタイトルではなく、
当時のサクランボはみな黄色で、

それは当たり前のことだったのだそうです。

この歌、
作曲の浜口庫之助はともかく、作詞が星野哲郎と云うのが意外。

北島三郎歌う、
♪♪ 親の血ィを引く~きょうだいよりぃもお~、

の「兄弟仁義」や、「風雪流れ旅」のアノ星野センセイですからね。

処でこの歌、女声コーラスで、
「うっふーん」と歌うのが卑猥であると放送禁止になってます。

子どものときは、気が付かなかったんですが、
あとから考えると、

♪♪ つまんでごらんよ、ワン、
   しゃぶってごらんよ、ツー、黄色いさくらんぼぉ~~、

と云うのもかなりのもの。

なにしろ、当時は、若手女優の着る、
ワンピースの水着にさえ、ドキドキした時代ですからね。

この歌を禁止にした「良識ある大人たち」は、
きっと「黄色いサクランボ」と若い娘の乳首を重ね合わせ、

妄想したに違いない、・・・
と、ワタクシメはにらんでおるのであります。 (笑)





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