軍隊や警察などを除き、
アメリカ人が個人所有する銃の数は3億丁ほど伝わります。
そのアメリカで、
市民が銃により落命する数が毎年1万人以上。
日本では10人以下だそうですから、その差は歴然。
当然のことに、
アメリカでも銃を無くそうと云う声はあるのですが中々実現しない。
何故か。
ウィキペディアにはこんな記述がある。
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移民の開始から、
銃による自衛は当然であり、
西部開拓時代には銀行強盗や列車強盗、
先住民族との抗争が頻発したことで、
自分の身は自分で守るという伝統が根付き、銃規制にも影響を与えている。
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つまり、銃の所有は、
アメリカ人の文化的風土と云う分けですが、
銃と云うのは、
刃物などと違い一瞬の間に命を奪うから、
撃つか撃たないか、
防御する側にも反射的な判断を要求される。
つまり、
街のチンピラが暴れている時、
取り締まる警官としても、
その男が刃物を振り回しているなら、
一定の距離を保ってさえいれば、
命の危険はないから、比較的冷静に判断を下せるのだが、
その男が銃を持つとなれば、
その対応は一瞬で判断しなければならないから、
過剰防衛ともなりやすい。
実際、
アメリカで警察官の発砲により死亡する人の数は、
毎年1000名弱程はいるとも伝わる。
そこに人種問題が重なれば、
昨今の「警官による黒人射殺問題」となる。
結局こう云う騒動を無くすには、
「銃規制しかない」分けで、
そんなことは
アメリカ人にも良く分かっているはずなんですが、
まぁ、文化的風土と云うヤツは、骨がらみで、
そう簡単に理屈通りとは行かないものなんでしょうね。
省みれば、
日本人にだって思い当たることはいくつもありますからね。