漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

砂の中の銀河

2022年04月30日 | テレビ 映画 演芸

いよいよ連休ですか、
毎日が日曜日という我が身には関係ないのですが、

それでも、
息子ら家族が来たりテレビのニュースが華やいだりと多少の影響はある。

今年はうまく休みを取ると10連休にもなるのだとか。

私の若い頃は、
5月の4日が日曜で三連休なら快哉を叫んだものですがねぇ、

あの頃とは隔世の感、
なにしろ当時、週休二日制なんて夢のまた夢、

仕事が忙しければ、
日曜日も出勤するのが当たり前の時代でしたからね。

最近NHKが「プロジェクトX」を再放送してましてね。

東京タワーを建てた人とか、
家庭用ビデオを製品化した人とか・・・、

社会的には無名だが、
立派な業績をあげた現場の人々に光を当てたドキュメンタリー。

この番組の主題歌を依頼された中島みゆきさんは、
「無名の人に光を当てる」と云う番組主旨の表現に困ったそうです。

悩んだ末できた歌い出しが、

♪♪ 風の中のスバル、
    砂の中の銀河・・・

偉大な事績を成し遂げた人々は風の中や砂の中にこそいる、
つまり「地上の星」として、身近な処で輝いているチームの人たちだと云う比喩。

この番組を見ていて思うのは、
登場する人たちがカネや名誉に恬淡としていること。

偉人伝として顕彰されてもいいほどの人たちなんですがね。

イーロンマスク氏や前澤友作氏との、
印象の違いはナンなのだろうかと考えてしまいます。


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【快哉】かいさい 
 《「快なる哉 (かな) 」の意から》
  ああ愉快だと思うこと。

【恬淡】てんたん 
  欲が無く、物事に執着しないこと。

【比喩】ひゆ
  ある物事を、類似または関係する他の物事を借りて表現すること。
  たとえ。

【顕彰】 けん‐しょう
  隠れた善行や功績などを広く知らせること。
  広く世間に知らせて表彰すること。

 

 



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