漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

キリスト教総本山の危機

2021年04月25日 | 国際情勢

新聞に、
「バチカン市国、コロナ禍で財政難に」と云う記事。

バチカンと云うのは、
キリスト教カトリック派の総本山。

ローマ市内にあり、
その総面積は東京ディズニーランドよりもやや小さく、

人口も800人あまりと云う世界最小の国。

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 バチカン市国では観光客が激減し、
 歳入の主要な部分を占めるバチカン博物館の入場料収入が激減。

 4月から枢機卿の給与カットも開始したが、
 今年は5千万ユーロ(約65億円)近い財政赤字が見込まれている。

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この国、大昔には、
ローマ郊外の埋葬地だったらしいのですが、

ローマ帝国全盛となったころには、
教皇の領地となっていたようで、

以後、紆余曲折あって、
百年ほど前にバチカン市国として独立、今に至る。

ただ人口800と云っても、
イタリア人など国外から来て働く人は三千人以上、

あ、尤も国境と云ってもガードレールがある程度だそうですが、

ともかくも、おカネは要る。

ただ、宗教国家ですからネ、
産業と呼べるほどのものはなく、

その主たる収入源は、
世界中のカトリック信徒から届く寄付や観光収入なんですが、

コロナ過で寄付も思わしくなく、
しかも観光客は8割減だそうですから、

まぁ、タイヘンそう。

でもサ、この国には神様が付いてますからね、
ワタクシメごときが心配するのは無礼と云うモノ。

あ、最後に一つだけ付け足せば、

バチカンの気候は、
日本の梅雨にあたるころからは乾季で少雨高温が続き、

秋ごろからは雨季で冬は冷え込む、のだそうな、

やがて海外旅行が再開したら、
その時はバチカンへ詣でようとお考えの、

信心深い方々への参考までに、・・・ハイ。

 

 


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