漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

カリメン対ドクサイ

2010年12月21日 | Weblog
きのうは、
「一兵卒とカリメン首相がサシの勝負で大喧嘩」ですか、

もう年も暮れると云うのに、
「菅首相と小沢氏が激論の末物別れ」では、なかなか静かになりそうもない。

ネジレた国会は機能障害で身動きならず、
年明けの国会も大荒れの予想と、
喧嘩なんかしてしている場合じゃなかろうにと思うんですけれど・・・ねぇ。

しかしなんです、
このごろの首相は「就任早々にミソを付ける」のが恒例のようでして、

麻生元首相は、
国家財政が危機的なのに、
「国民にカネをバラマいてから選挙をやるぞ」とやって、

「あ、この人はダメだな」と金を配られた国民が思い知った。

政権交代で、
華々しく登場した鳩山さんは、
「前政権の約束など守る必要は無い」とばかりに、
「沖縄の米軍基地は最低でも県外」とやって、アメリカと睨み合ったものの、

その後、
「勉強するうちに間違いに気付いた」とかで後戻り、
しかし今度は、地元民が承知せず、
にっちもさっちも行かなくなった末ての、無責任きわまりない政権投げ出し。

続く菅首相は参議院選挙戦のさ中に、
公約として消費税値上げを掲げたものの、
世間の反響が芳しくないと知って、トーンダウン、

云う事がコロコロ変わった末に選挙で大敗、
ネジレで国政が立ち往生する事態を成した元凶となった。

しかしなんです、
その元凶首相と大喧嘩している一兵卒氏も、

鳩山政権で幹事長となった時、
陳情の受付けを一手に握ろうとするなど、

その「独裁的体質」をあらわにして、
「この人に国のカジ取りを任せたら、コワイことになりそうな」と、

国民に警戒感を抱かせたお方。

それにですなぁ、この御方のように、
「忠誠を誓う者には、カネも人も惜しげなく与える」が、
「少しでも批判する者は、カネで干し上げ、徹底的に排除する」と云うような人物は、

本当は、
「ごくごく気が小さい」のではなかろうか、と、
私などは、疑ったりしてしまう、年の暮れなのでありますよ。






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