今回のコロナ騒ぎで、
一番の被害をこうむったのが観光業であることは疑いのない処。
処がアメリカでは、
ワクチン接種が進んだことにより国内旅行が解禁、
これにより、
ハワイにはアメリカ本土からの観光客が押し寄せているのだとか。
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ホノルルの中心部に出てみると歩道は観光客であふれ、
レストランは予約してなければ食事にもありつけないほどだった。
ワイキキビーチも混雑していて、
家族連れは場所を確保するのに一苦労しているようで、
1年前の静かなビーチの風景が嘘のようだった。
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閑古鳥の鳴く日本の観光地からすれば羨ましいような話。
処が最近ハワイで行われたアンケートによると、
「ホテルの新規増設には反対」と云う人が増えているのだそうな。
記事によると、
観光客が激減したころ、ビーチで調査が行われたのだが、
その結果として、
「水質が劇的に改善した」と云うことがわかったのだ。
これにより住民にはこんな意見が増えたのだそうな。
「観光客がハワイに来るのは、美しい自然があるからです、
ただ、あまりにたくさん来ると、自然は破壊されてしまいます。」
現地で、
宿泊施設の新規建設を凍結する条例を提案したケリー・キング議員は、
「マウイ島では住民3人に対して観光客1人が適正、
しかし、現在は住民2人に対して観光客1人で既にオーバーツーリズムなのです」と語る。
そう云えば、コロナ前の京都では
観光客が増え過ぎて市民の日常生活まで混乱、
「これ以上観光客は要らない」と云う声も聞かれたものだった。
しかし、今の日本の観光地にすれば、
「そんな時代もあったねと」中島みゆきの歌のように懐かしむばかり、
早く、
「オーバーツーリズムだ」と叫べる時代が戻ってほしい、と云う処かも。