先日読んだ本にあったはなし。
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セントへレンズ山が1980年に噴火したときは、
57人もの人が犠牲になったが、
それは、30km離れた場所で犠牲になった人がいたほど大規模な噴火だった。
その日、最も幸運だった人物は、ハリー・グリッケンという名の大学院生だ。
グリッケンはずっとこの山の観測所に詰めていたのだが、その日はカリフォルニア州で大学の採用面接があり、噴火の前日に現場を離れていた。
ディヴィッド・ジョンストンが代わりを務めた。
ジョンストンは火山の噴火を最初に報告した人物だ。
そして直後に死亡した。
遺体は発見されなかった。
しかし、悲しいかな、グリッケンの幸運は束の間のものだった。
11年後、グリッケンは、加熱した火山灰とガスと溶岩の破滅的な激流(火砕流)に命を奪われた43人の科学者とジャーナリストのうちのひとりとなった。
場所は、日本の雲仙・普賢岳だ。
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地震も予知できないけど、
火山の噴火も予知できないし、忘れたころにやってくるのも同じ。
先日、御嶽山が噴火して、
たくさんの方が亡くなれましたが、
あのときの報道で、
雲仙・普賢岳のことを書いた新聞は見かけなかった。
もう忘れかけてるんでしょうね。
今朝の新聞に「オーム事件から20年」とあった、
こちらは “まだウ忘れられてないらしい、
忘れたい人も多いはずだけどね。