なんとなく忙(せわ)しない十二月、
我が同居人ドノがぼやきながら掃除機をかけている。
「ついこのあいだまで、暑い暑い言うてたのに、もう年の瀬、
ホンマ、年取ると月日の経つのは早いわぁ」、
横合いから、
「カミナリさんやね」と言ったら、
同居人ドノが掃除機の手を休めて、「ん、?」と言う顔をした。
「あれ、知らんかった、小話」、
~~~~~~~~~~~~~
お日さんとお月さんと雷さんが仲良く旅に出て、
宿に泊まった処、
雷さんのイビキが一晩中ゴロゴロ、うるさくて寝られやしない。
これからの旅が思いやられると二人が相談、
明日の朝は、雷さんを寝かせておいて先に出発しようと話がまとまった。
次にあさ起きた雷さん、
横にお月さんもお日さんも居ない、
はてどうしたことかと女中を呼び、
たずねてみると、
「お二方とも朝はやく旅立たれました」と云う返事、
雷さん、ポンと両手を打って、
「なんとマァ、月日の発つのは早いのう。」
~~~~~~~~~~~~~~~~
同居人ドノ、話の途中から笑い出して、
それでも最後まで聞いてくれて、
「途中からオチが分かった」と言いかけて、
余計おかしくなったらしく、途中から体を「くの字」に曲げて笑ってました。
我が同居人ドノがぼやきながら掃除機をかけている。
「ついこのあいだまで、暑い暑い言うてたのに、もう年の瀬、
ホンマ、年取ると月日の経つのは早いわぁ」、
横合いから、
「カミナリさんやね」と言ったら、
同居人ドノが掃除機の手を休めて、「ん、?」と言う顔をした。
「あれ、知らんかった、小話」、
~~~~~~~~~~~~~
お日さんとお月さんと雷さんが仲良く旅に出て、
宿に泊まった処、
雷さんのイビキが一晩中ゴロゴロ、うるさくて寝られやしない。
これからの旅が思いやられると二人が相談、
明日の朝は、雷さんを寝かせておいて先に出発しようと話がまとまった。
次にあさ起きた雷さん、
横にお月さんもお日さんも居ない、
はてどうしたことかと女中を呼び、
たずねてみると、
「お二方とも朝はやく旅立たれました」と云う返事、
雷さん、ポンと両手を打って、
「なんとマァ、月日の発つのは早いのう。」
~~~~~~~~~~~~~~~~
同居人ドノ、話の途中から笑い出して、
それでも最後まで聞いてくれて、
「途中からオチが分かった」と言いかけて、
余計おかしくなったらしく、途中から体を「くの字」に曲げて笑ってました。