漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

大食

2011年11月01日 | ものがたり

江戸の噂話を書きとめた記録にある話。
   
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肥前佐賀の殿様、鍋島光重公は、
朝夕の御飯、
家来に計らせ、毎食七百匁召しあがられそうろう由。 (七百匁→丼飯十杯位)

それについて御家老、
「いかに計るとは云え、
 そのように一度に沢山お召し上がられそうろうは如何かとぞんじそうろう」由、申し上げそうらえば、

「ついつい召し上がりそうろう」由にて、
その後は、計らせずに召し上がりそうろう由。

しかしながら普段の食事が右の通りにて御座そうろう由。

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