民謡を歌っていた三橋美智也は、
歌謡曲の歌手になることを奨められてデビューしたが、
出したレコード七枚がいずれも売れず不発。
とうとう会社側から、
「今度の曲がダメなら考えさせてもらいます」と最後通牒を受けた。
処が、その最後の曲は、
ある歌手が出すレコードのB面、
云わば、おまけにつける付録。
その上その歌は、
ある新人女性のデビュー曲として準備されていたと云うモノで、
内容も、
渡し船を操る女船頭のはかない恋心を歌っている。
添え物である上、
女みなし子の心情を歌うと云う、
とても売れそうにない吹き込みだったが、
これがなんと起死回生の大ヒット、
いきなり三橋美智也をスターダムに押し上げる出世曲となった。
その後、
破竹の勢いでヒット曲を連発したのは衆知のとおり。
三橋美智也は人気歌手であるにも拘わらず、
「哀愁列車」や「リンゴ村から」など、当初はB面だったヒット曲が多い。
私が思うに、
地味と思える素朴な歌なのに、
彼の伸びのある高音で歌われると、
寂しい歌が華やかに聞こえ、
その落差の魅力で、
多くの人を引き付けるのかもしれない。
なお、三橋美智也は、民謡の先生でもあり、
細川たかしや石川さゆりは、その弟子でもある。
歌謡曲の歌手になることを奨められてデビューしたが、
出したレコード七枚がいずれも売れず不発。
とうとう会社側から、
「今度の曲がダメなら考えさせてもらいます」と最後通牒を受けた。
処が、その最後の曲は、
ある歌手が出すレコードのB面、
云わば、おまけにつける付録。
その上その歌は、
ある新人女性のデビュー曲として準備されていたと云うモノで、
内容も、
渡し船を操る女船頭のはかない恋心を歌っている。
添え物である上、
女みなし子の心情を歌うと云う、
とても売れそうにない吹き込みだったが、
これがなんと起死回生の大ヒット、
いきなり三橋美智也をスターダムに押し上げる出世曲となった。
その後、
破竹の勢いでヒット曲を連発したのは衆知のとおり。
三橋美智也は人気歌手であるにも拘わらず、
「哀愁列車」や「リンゴ村から」など、当初はB面だったヒット曲が多い。
私が思うに、
地味と思える素朴な歌なのに、
彼の伸びのある高音で歌われると、
寂しい歌が華やかに聞こえ、
その落差の魅力で、
多くの人を引き付けるのかもしれない。
なお、三橋美智也は、民謡の先生でもあり、
細川たかしや石川さゆりは、その弟子でもある。