漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

神野美伽の「手紙」

2021年03月25日 | はやり歌 文芸 漫画

私は「ガイロク」とか、
「キュメント72時間」と云うテレビ番組が好きでしてね。

いずれも街角へテレビカメラを出し、
通りがかりの市民にインタビューするという形式。

当然ながら、
この種の番組に登場するのは市井に暮らす普通の人々で、

話を聞かなければ、
横を通り過ぎても何の印象も残らないような方たち。

処がそう云う人の中に驚くほどのドラマがある。

たんたんとした語り口の中に、
実体験に伴う真実味がにじみ出てくる。

先日は、
奥さんを癌で亡くした方が語っておられましてね、

癌と分かった時は既に手遅れで、
わずか二ヵ月後には亡くなられたそうです。

その間奥さんは、
自分のことより残される旦那のことばかり心配していたのだとか。

その話を聞きながら、
私の脳裏には神野美伽さんの歌う「手紙」が流れてました。

♪♪♪

もしもボクが 死んだなら
君をひとり 残したら
哀しいけれど少しづつ
わすれていいよ ボクのこと

庭の朝顔 咲くころは 
涙もきっと 涸れるだろう
たまには 街にお洒落して
きれいになって 出かけなよ

好きな人が 出来たなら
ボクにえんりょは いらないよ
思い出なんか 引きずらず
優しくされて いいからね

哀しいけれど 少しづつ
忘れていいよ ボクのこと
忘れていいよ ボクのこと ♪♪♪


この歌の作詞は、
神野美伽さんの御夫君で、先年亡くなられた荒木とよひささんです。

 

 


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