漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

万葉集で遊ぶ

2012年01月01日 | ものがたり

年の初めの ひと遊び、
万葉集にある大伴家持の歌を元ネタに、ご挨拶代わり。

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あれこれ心配したかて、どう成るもんでもなし、

ま、ま、今日は正月や、

 まともな話はそれぐらいにして、 
      酒でも ようさん呑んで笑おうやないか、

な~んや、そっちでは誰か、泣いてるんかいな、

まぁ、泣き上戸もええやろ、

えらそうにモノ言うてる奴らより、
  酒飲んで泣いてるぐらいの方がましかもしれへんで、

 なぁオイ、お前らもそう思わんか、

 酒は「百薬の長」やて、昔の人もうまいこと云うてることやしな。


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元ネタ、太宰帥(だざいのそち) 
      大伴旅人(おおとものたびと)卿 「酒を讃むる歌」より。

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験(しるし)なき ものを思はずは 
  一杯の 濁れる酒を 飲むべくあらし

酒の名を 聖と負せし 古の 
     大き聖の 言の宜しき

賢(さか)しみと 物言ふよりは 
  酒呑みて 酔ひ泣きするし 優りたるらし

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