漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

歳の初めに万葉集であそぶ ③

2012年01月02日 | ものがたり

大阪女のひとり言。
   
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「もう恋なんかゼッタイせえへん」て、心に決めて、

友だちにも、
「これからは仕事ひと筋や」て言うてまわってたのに・・・、

あ~あ、
また、好きな人ができてしもたやんか、

あれからまだひと月しか経ってないねんで・・・。

ホンマ、ウチの心は根性ないと自分でも思うわ。


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元ネタです、万葉集にある大伴坂上郎女の歌。

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 思はじと 言ひてしものを はねず色の
          移ろひやすき 我が心かも


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【大伴坂上郎女】おおとものさかのうえのいらつめ

生没年未詳。
奈良時代の女流歌人。大伴旅人の妹にして大伴家持の叔母。
万葉集に、才能豊かで機智に富む歌の数々を残す。





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