漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

桂米朝じゃない、「米朝小話」

2018年06月13日 | 国際情勢
きのうの米朝会談を伝えるテレビを見ながら、
こんな小話を連想した。

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いつも機関銃を持ち歩いている
長身/・白髪の大親分が、

町中で、
腰にピストルさした太った小男を見つけて言った。

「おめぇ、そんなモノ持って、危ねえじゃねぇか 」

すると小男は、
「いや、これを持ってないと不安なんでさぁ」と愛想笑いをしたあと、

ちょっと下からねめつけるように、

「それとも何ですかい、
 あっしがコレ持つのやめたら、

 親分さんが命の保証はしてやるとでも仰るんですかい」

老親分がチョッと渋い顔ながら、
「いいだろう」とうなづくと、

小男はしてやったりの表情を浮かべ、
こんどは揉み手をしながら、

「それになんです、
 少しばかり、メシ代が足りねえんで、

 ついでに小遣いもいただけませんかねぇ・・・」と下卑た笑いを浮かべた。

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核放棄を迫るアメリカに対し、
北朝鮮が出してる条件は、

● 北の現体制の保証
● 経済復興のための資金援助

だと、きのうのテレビが伝えてました。

でもねぇ、
「体制の保証」なんて外国がするもんじゃ無かろうし、

「経済復興のための資金援助」の方も、
援助金の欲しい貧しい国は、世界中にいくらでもある。

核爆弾や、
それを搭載するミサイルを開発するカネがあるなら、

そっちの金を経済の方に回せよ、
と云う話でネ、

どう考えても
ヘンな話だと思うんですが、

これを「理不尽な」と言ってる報道は見かけなかった。

きっとナンですね、
ピストル男の欲しがるお小遣い、とやらも、

老親分の子分たる、
「極東の島国」あたりが出すことになるんでしょうかね。




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