漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

雑草・戦国時代

2018年06月14日 | せけんばなし
私の散歩コースの途中に、荒れ地がありましてね。

な~に、荒れ地と云っても、
街路樹が枯れて、その跡が放置されてる、と云う、

半坪にも満たない、
コンクリートの枠に囲まれた、ごく狭い荒れ地。(笑)

その街路樹の跡地が、雑草の争奪地になってましてね、

云わば、雑草戦国時代、激戦の舞台。(笑)

三年前には、
ぺんぺん草がはびこる勢いだったが、

次の年には、
ぺんぺん草を追いやった昼顔が覇を唱えて威張ってた。

それが、今年は、
その荒野に野菊の種類らしき野草が群生してます。

まだ花は咲いてないが、
もう背丈が一メートル近くになってる。

こうなると、
背丈の低い草では歯が立たないらしい。

このまま行けば、
来年あたりはもっと背の高いススキがのさばりそうですが、

そこは良くしたもので、
ススキが人の背丈ほどにも伸びたら、

誰かが市役所に電話するから、
市役所の回し者が、電動草刈り機を持って、

ススキ征伐にやって来る。(笑)

で、もとの更地に戻ると、
また、ぺんぺん草やその親戚の、地を這うような雑草が天下を取る。

次の年はまたやや背の高い雑草が来て、
その次はもっと背の高い野菊がまた来て、ススキが来る。

そこまで行くと、
市役所へ電話が行き、市役所の回し者が来て、

荒れ地の第二期・戦国時代が終わる。(笑)


だから、ね、
市役所の担当者さん、

あんな狭い処に街路樹を植えようなんてしなくていいよ。

私のような善良な市民は、
雑草を眺めてでも、ケッコウ楽しんでるんだから。(笑)




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