漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

タコの母性愛

2015年07月10日 | 事件

鳥取県の境港と云えば、
かっては漁獲量日本一を誇ったこともある、山陰の大漁港ですが、

近年は、妖怪マンガで有名な水木しげる先生や、そのキャラクター像の方で有名かもしれない。

その境港で、奇怪な生き物が見付かったと云うニュース。

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  ヒョウモンダコ見つかる

8日、境港市の港で、
猛毒をもつヒョウモンダコが見つかりました。

ヒョウモンダコは、体長およそ10センチで、
唾液にフグ毒と同じ猛毒のテトロドトキシンをもっていて、

かまれると呼吸困難やまひを引き起こし、
海外ではかまれた人が死亡したケースもあります。

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と云うことですが、
さっそくネットで検索した動画には、

つつかれて怒ったタコの、
吸盤の周囲が綺麗なブルーに変色するようすが映っている。

「毒蛇は急がない」と云う言葉があるように、
この毒ダコも、動画で見る限り、動きは早くないようだ。

もともとの動きが鈍いため、
対抗上、毒を持つに至ったのか、

毒があるため、
素早く動く必要がなく、俊敏性が退化したのか、

それは分からぬが、
毒があるからこそ、種の生存競争に生き残ったことは確か。

ウィキペディアによれば、
「秋の終わりごろ
メスは一生に一度だけ50個ほどの卵を産む。

卵が生まれるとすぐにメスは触手で抱える。

この状態が6か月間続き、
この間メスは食料を取らず、卵が孵化するとメスは体力を使い果たして死ぬ。」とある。

してみると、
種の保存は「毒を持ったから」と云うより、

このメスの「母性あってのこと」かもしれない。









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