我が同居人ドノが毎朝見てる「お帰りモネ」は、
主人公、百音が気象予報士となって活躍する物語で、
今朝は三回目の受験を前に、
「頑張るぞ」と決意表明する場面が描かれていたそうです。
朝めしを食べながら、
そんな話を聞いてるうち、
気象予報士の試験って、
なんでそんなに難しいんだろうと云う気がふっとした。
普通どんな国家試験でも、
一級はかなりむつかしいが三級ぐらいならワリと簡単。
ある職業を目指す場合、
まずは必要最低限の知識と技能は持っていると三級で認定し、
実際の現場で働くうち、
徐々に熟練、二級、一級と段階を経て上って行くもの、
工場作業や調理師など、
ほとんどの国家試験がそうなってます。
調べたら、
気象予報士に等級はなく合格不合格のみでそれも学科試験だけ。
実技を重んじる、
自動車運転の免許試験などと比べてもかなり特殊な形態ですね。
そんなことを考えるうち、
「ああ、そうか」と思ったんですよ、
気象予報士と云うのは、
今の社会にどれぐらいの需要があるんだろうと。
テレビに出て、
天気予報を読むだけなら資格がなくてもできるし、
データを調べ、
天気図を読んで予報をするだけならそんなに多くの人数は要らないはず。
つまり、
かなり難しくしておいても社会に不都合はない、と。
で、調べたら、
今現在気象予報士として登録されてるのは、一万人余り。
その中で、
予報業務の会社に就職しているのは七百名ほど、
さらにその中で、
現場で予報を担当しているのは四百人余り。
つまり、
気象予報士と云うのは千人足らずでこと足りる。
そのムツカシサで知られる司法試験でさえ、
去年の合格者だけで1450人、
裁判官なら三千人近くも居るし、
検事の二千人や弁護士の四千人を併せると法曹関係者は一万人近いが、
気象予報士の需要はその十分の一以下、
ナルホドね、
つまり、気象予報士と云うのは、
それほどたくさん合格させる必要がない、
だから、
試験をいくら難しくしておいてもカマワナイ・・・
と云うのが今朝の結論。 (笑)