漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

捨丸・春代

2021年06月17日 | テレビ 映画 演芸

先日、
ユーチューブで漫才見てたんですよ。

懐かしいなぁと見るうち
ドンドン時代を遡り、ついには捨丸(すてまる)の映像にまで行きついた。

「砂川捨丸・中村春代」、懐かしいなぁ。

干からびたような爺さんが、
空威張りしたようなちょび髭の捨丸と、

その捨丸を見おろすほどの大柄の上、
ベッタリと白塗りにした春代のコンビは出て来るだけで滑稽味満点。

とぼけた味の捨丸に、
ぽんぽんと突っ込む春代、その間、話の合間合間に鼓を「ポン」と打つ。

道頓堀の角座で見た時はもう晩年だったが、
春代に扇子で頭を張られると、その勢いでくるりと回る捨丸さんに、

「意外に身軽な」と驚いた記憶がある。

歌に掛け合いに、
飄々とした味わいがあり、よく受けていた。

捨丸さんは、
まだ「万才」と呼ばれた時代からの生き残り。

その見かけによらず、
若いころは、女によく持てたそうで、

相方の春代さんも、
若いころは「ミス神戸」だったとか。

人は見かけによりません。

 

 


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