七年ほど前かな、
10万人以上とも云われるデモ隊が国会前に集結したことがある。
世に云う「安保法制反対デモ」。
その正否はともかく、
集まったのは戦争を憎み平和を願う人々であったろう。
その先頭には、
「平和運動家」と呼ばれる人たちの姿もあった。
かえりみて現在、
ロシアの侵攻によりウクライナは悲惨な戦場と化している。
ならば今こそ平和運動家の出番、
日本中の至る所で、
「戦争ハンタイ」のシュプレヒコールをあげるべき時ではなかろうか。
処が今、街は静か、
デモの気配は勿論、街頭でプラカードを掲げる人の姿さえない。
静かな街を歩きながら私は思ってしまうのですよ、
もしかしたら日本の平和運動家とは、
戦争に反対する運動家たちのことではなく、
ある政治勢力に対抗するのが目的で、
方便の策として反戦を利用しているだけの政治運動家たちではなかろうか。
つまり、
反自民や反米こそがホントの目的ではなかったか・・・と。
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【方便】ほうべん
2 ある目的を達するための便宜上の手段。
用例・「うそも方便」