漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

女ひとり、外に出ずれば・・・

2022年04月19日 | せけんばなし

早稲田大学に、
社会人向けのマーケティング講座と云うのが有るんだそうです。

29回の抗議で、
受講料が38万5000円と云うからかなりのお値段。

「マーケティング」と云うのは、
物やサービスの売り込み方、まぁ営業マン虎の巻講座と云った処かな。

で、その講座の講師に招かれた吉野家の重役さんがこんなことを言った。

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 吉野家の若い女性向けのマーケティングは
 基本的に「生娘をシャブ漬けにする戦略」であり、

 田舎から出てきて
 右も左も分からない若い女の子を無垢・生娘な内に牛丼中毒にすることです。

 なんとならば、
 男に高い飯を奢って貰えるようになれば、絶対に食べないから。

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この「生娘をシャブ漬け」と云う表現が批判されてる分けですが、
私が思うに、この重役さんかなり正直。

基本的には、
マクドだってコカ・コーラだって自社食品の中毒患者を増やすに熱心なことは同じ。

ただ、中毒とは言わず「ファン」と言ってるだけ。 (笑)

だからこの講義も、

「田舎から出てきて
 右も左も分からない若い女性を牛丼ファンにする戦略」と云えば、問題なかった。

それを分かり易さとウケ狙いで、
サービス精神を発揮し過ぎ「シャブ中」と表現したのがマズかった。

むかし主婦が家庭を守り、
男が社会に出て稼ぐのが当たり前だった時代は、

「男、外に出ずれば七人の敵あり」などと言ったものですが、

いまや、若い女の子が、
下宿して大学に通ったり、ひとり都会に出て就職するのは当たり前の時代。

セクハラ、パワハラ、モラハラ
その上、しゃぶ中、牛丼中、マック中、コーラ中にも用心するに越した事はない、

つまり今や、
「女、外に出ずれば七人の敵あり」の時代なんですな。

 


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