漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

昭和歌謡をくち遊む 「恋人よ」

2015年11月06日 | はやり歌 文芸 漫画

いぜん、テレビの歌番組で、五輪真弓さんが語ってました。

実力派の歌手として、
コンサートに客は入るが、誰もが知ると云うほどのヒット曲がまだなかったころ、

今回こそは、と、
「ヒットを狙って」、自分的にはかなり妥協して曲を仕上げた。

だがその反動として溜まったフラストレーションを発散するため、
かなり「遊んだ曲」を同時に作り、こちらをB面に入れることにした。

で、「B面だからいいや」と出来上がった曲は、
「前奏だけで2分以上」と云う普通は許されない仕上がり。 (笑)

ところが、
「この曲の方が出来がいい」と云う意見が多く、

急遽、こちらをA面に回すことになった。

そして売り出すと、
これが、世に五輪真弓を知らしめる大ヒットとなった。

それが「恋人よ」なんだそうです。

いま知られる「恋人よ」も、
かなり前奏は長いが、さすがに2分以上ではない。(笑)

でも、この曲、恋人よをあらためて聞いてみると、
確かに前奏がいいですね。

「バン、バン、バン、バン」と始まる前奏を聞いてると、
こちらに歌を聴くぞと云う体制ができあがり、期待が膨らんでくる、

・・・ような気がしてくる。 (笑)

聞いていて、冬の凍り付いた空気と、
恋人に去られた辛く哀しい思いが体を締め付けてくる、

・・・ような気がしてくる。 (笑)

♪♪
 恋人よ そばにいて 凍える私のそばにいてよ

  そしてひとこと、この別れ話が冗談だよと笑って欲しい・・・・・・。

おお、寒っ。








コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。