いぜん、テレビの歌番組で、五輪真弓さんが語ってました。
実力派の歌手として、
コンサートに客は入るが、誰もが知ると云うほどのヒット曲がまだなかったころ、
今回こそは、と、
「ヒットを狙って」、自分的にはかなり妥協して曲を仕上げた。
だがその反動として溜まったフラストレーションを発散するため、
かなり「遊んだ曲」を同時に作り、こちらをB面に入れることにした。
で、「B面だからいいや」と出来上がった曲は、
「前奏だけで2分以上」と云う普通は許されない仕上がり。 (笑)
ところが、
「この曲の方が出来がいい」と云う意見が多く、
急遽、こちらをA面に回すことになった。
そして売り出すと、
これが、世に五輪真弓を知らしめる大ヒットとなった。
それが「恋人よ」なんだそうです。
いま知られる「恋人よ」も、
かなり前奏は長いが、さすがに2分以上ではない。(笑)
でも、この曲、恋人よをあらためて聞いてみると、
確かに前奏がいいですね。
「バン、バン、バン、バン」と始まる前奏を聞いてると、
こちらに歌を聴くぞと云う体制ができあがり、期待が膨らんでくる、
・・・ような気がしてくる。 (笑)
聞いていて、冬の凍り付いた空気と、
恋人に去られた辛く哀しい思いが体を締め付けてくる、
・・・ような気がしてくる。 (笑)
♪♪
恋人よ そばにいて 凍える私のそばにいてよ
そしてひとこと、この別れ話が冗談だよと笑って欲しい・・・・・・。
おお、寒っ。