漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

「生きる」

2011年10月24日 | せけんばなし

横浜ベイスターズが身売り、
「モバゲーベイスターズ」として新出発、

しかも「監督はアノ新庄剛サン」な~んてネ。

ウソかホントか知らないけど、この噂、
そんなことにでもなったら「マスコミが喜ぶ」ことだけはマチガイない。

なにしろ、興行の世界では、
スキャンダルであろうとガセネタであろうと、

ご当人が有名でさえあればニュース価値があるのです。

で、それと正反対なのがこちらの世界。
   
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  小樽市職員の処分者、116人に
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小樽の中松市長の後援会より頼まれ、
当時の市の総務部長が、
政治資金集めのパーティー券を、

市役所内で、売りさばいた問題による処分者は、
刑事処分の12人を含め、合計で116人となった。

これは、当時の課長職以上の幹部職員の約半数にあたる。

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面白かったのはこの事件を報じた記者が、
「誰か一人ぐらい、
 ”コレはいけない”と云うヤツは居なかったのか」と書いていたこと。

興行の世界で、目立つことはイイことですが、
役人の世界で目立つことはもっとも危険。

手柄なんか立てなくてもいいから、ミスをしないのが役人道徳。

「一人だけ」なら絶対に声をあげたりしないが、
その代わり、

多数が言いそうになったら、
「ドッとそちらへ雪崩れ込むのが役人の渡世術」、

って、コレ私が言ったのじゃない、
私の遠縁にあたる地方役人の中堅幹部から酒席で聞いたせりふ。

「ミンナが言わないのに言えるワケがない」。

正義を愛する純情な記者さん、
「ひとりぐらい」だからこそ言えないのですヨ。






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