追い風 向かい風

飛行機は　離陸する時に　追い風に乗って滑走路を走るのではなく　向かい風に向かって走るそうです。

向かい風に向かって走ると　空気抵抗が起こり　上昇気流が起こって　空を飛ぶ事が出来ます。

追い風に乗って　楽々と　大空を飛んでいるのかと思っていましたが　

飛行機は　強い向かい風に向かって　一生懸命に走るからこそ　大空へと飛び立つ事が出来るとは　どこか私達の人生と似ています。

楽しい事や 楽な事(追い風)ばかりに　流されていると　その時は　気付きませんが　目標(悟り)から　どんどん遠くへ離れてしまいます。

目標に向かって　一生懸命に進んでいても　時には　辛い時や　心無い抵抗もあるでしょう。

しかし　飛行機のように　抵抗が強ければ　強いほど　上昇気流へ乗って　大空(目標)へ　飛び立つ事が出来るのです。

私達も　大空へと　飛び立つ飛行機のように　向かい風に立ち向かう　強い心を持ち続けたいですよね。

　　　　　　　合掌　　　栄久山　妙善寺

ファイト!!

とあるうなぎ屋さんに　天然うなぎは　稚魚保護の為お出しできませんのでご了承下さい。
との張り紙がありました。

年々　稚魚捕獲が厳しくなっている　うなぎ　今年も土用のうなぎが心配です。

昨今うなぎに限らず　魚の漁も思うように捕れず　港では深刻な問題になっているようです。

魚は　何千何万の卵を　産卵しますが成魚になる確率は非常に少なく　鮭などはは約３０００個産卵しても　故郷の川へ戻って来れるのは　２・３匹たらずだそうです。

この事と同じように　日蓮大聖人も　「魚の卵の数のように　目標に向かって頑張ろう。」と思う人は沢山いるけども　卵から成魚に育つ魚が少ないように　目標を達成出来る人はとても少ないと言っています。

私達は　新しく目標を立てても　目標に向かって歩み続ける事はとても大変です。

４月から　新年度がスタートしました。

早くも目標を　諦めかけている人がいるのでは　無いでしょうか・・・

三日坊主なんて　言葉がありますが　今年こそは波にもまれ傷つき　鱗がはがれ落ちても故郷の川へ帰って来る　鮭のように夢をつかんでみましょうよ。

私もあなたも　絶対に出来ます。
　
〝今〟ここに生きているのですから。

〝ファイト〟戦う君の歌を　戦わないやつらが笑うだろ～　〝ファイト〟冷たい水の中を　震えながら登っていけ～　〝ファイト〟
　　　　　　
　　　　　　　　合掌　栄久山　妙善寺

人生の悩み

人生に悩みは　つきものです。

良い時も　悪い時も　それぞれの悩みはあります。

人生に迷う時は　道に迷っている時と同じで　目的地や出口がわからなくなってしまいます。

でも　そんな時にこそ　落ち着いて下さい。

道や出口は　一つではありません。

坂本竜馬の名言に　〝人の世に　道は　一つということはない　道は百も千もある〟　と言う言葉があります。

どこかに　希望がもてる道が　必ずあります。

また　〝世の人は　我を何とも言わば言え　我を成す事は　我のみぞ知る〟　とも言っています。

もし　あなたが　何かをしようと頑張っているのならば　一生懸命に頑張って下さい。

いつの世も　神様・仏様は　必ず見ています。

ファイト!!

悩みや　苦しみは　人生を戦って生きている　あなたの勲章です。

　　　　　　　合掌　　　栄久山　妙善寺

大切な心

先日ある職人さんと　話をしました。

その職人さんの仕事は　とても丁寧で　話をしていても　人柄が伝わって来る　とても気持ちの良い方です。

仕事を始める前も　終わってからも　毎日挨拶に来てくます。

私が　「いつ仕事をしてもらっても　気持ちがいいですね。」　と言うと

「そう言ってもらえると　本当にうれしいです。　私は仕事が全て終わって　またどこかで施主さんとあった時に　笑顔で会えるような仕事をする様に　心掛けているんですよ。」　と恥ずかしそうに言っていました。

細かい所にも　手を抜かず　これ位でと妥協せずに　最高の仕事をする姿勢に　私は心を打たれました。

また次も　そしていつでも笑顔で会える仕事をする心が　完成した物に伝わっているのですね。

自分の仕事に誇りを持つことは　大切な事ですが　自分の心に誇りを持つ事は　もっと大切な事ですね。

私達も　心に誇りを持って　いつでも最高の笑顔で過ごしたいですね。

　　　　合掌　　　栄久山　妙善寺

佛種

妙法経力　即身成佛　という教えがあります。

経力・・・？　成佛・・・？　と聞くと　亡くなった人が　有り難いお経の力によって　すぐ成佛できること？　と思うでしょう。

もちろん　その意味もありますが　もう一つ大切な意味があります。

それは　亡くなってから佛になるのではなく　人生の中で　法華経を学び　心清らかになって　生きながらにして佛になるという意味です。

佛と聞くと　亡くなった人の事と思う方が多いでしょうが　佛教では　悟りを開いた人の事を　佛と呼びます。

お釈迦様が　仏陀(ブッダ)と呼ばれるのも　生きながらにして佛になったからです。

悟りを開いて　佛になる事は　とても大変な事ですが　お釈迦様は　全ての人が　佛になれる種をもっているのだ　と教えてくれています。

私達も　お釈迦様のように　清らかな心で　人生を日々精進して　妙法経力　即身成佛　を目指さなければなりませんよね。

せっかく　佛になれる種をもっているのですから。

　　　　　　　合掌　　　栄久山　妙善寺