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明源寺ブログ

浄土真宗本願寺派

こちらも勉強です

2011-01-13 22:47:47 | Weblog
昨日は、大変嬉しい事がありました。私が、ある高等学校に勤務をしていた当時の上司の方が突然訪ねていただいたのです。久しぶりの再会でした。やはり、話は当時の思いで話となります。実に様々な事が起りました。でも、気力が充実していたのでしょうか、登校拒否に陥ることはなく毎日楽しく学校に勤務。そんな思いで話に花が咲きました。今年の6月中旬、菩提樹の花の咲く頃に奥さんと共に来られるとの事。心からお待ちしております。
さて、自坊の御正忌報恩講も3日目。今日は、二幅の軸が届けられました。一幅は、弥陀来迎図、もう一幅は親鸞聖人関東絵伝です。
写真は、弥陀来迎図

平安時代の中ごろから、末法(まっぽう)思想の影響をうけて浄土信仰が広がりました。中でも、源信(げんしん)和尚が「往生要集(おうじょうようしゅう)」を書き、当時の貴族社会で大ベストセラー。浄土信仰が決定的となりました。そのころから臨終にあたり、念仏申す人には阿弥陀様が菩薩衆(主に、観音・勢至菩薩)を従えて、迎えにくるという来迎(らいごう)思想が盛んになりました。
当時の人々は、五色雲にたなびき、周囲には何ともいえない香(こう)ばしい香りが漂い、天から花びらが降るとされました。このような現象が起ることをもって浄土往生間違いなしとされたのです。この臨終来迎を、人々は熱狂的に信仰しました。来迎図とは、この場面を描いたものである。この写真の阿弥陀様も、雲にのりまさに臨終の場面に向かおうとする姿。地方の画家が描いた作品だと思いますが、素朴な阿弥陀様で親しみがもてます。今度の年忌法要に際して、是非この掛け軸をかけていただくようにお願いしました。この来迎図の阿弥陀様と真宗の阿弥陀様について法話の予定・・・・
写真は、親鸞聖人関東絵伝

話を聞きますと、お爺さん・お婆さんは関東の親鸞聖人御旧跡巡りに数回行かれたとの事。恐らく大正末期から昭和初期だと思われます。その際、記念に買い求められた関東絵伝と思われます。
最上段は、親鸞聖人と玉日姫(関東人々は、聖人の内室を玉日姫と呼んだ)
その下は、聖人の重要なお弟子24人が描かれています。関東二十四輩です。
そして、関東での聖人のエピソードがいくつも絵に描かれています。詳しい内容は、明日のお楽しみで本日は終了しました。
なお、法話に先立つ勤行は、正信偈。そして、和讃のくり読みです。本日のご和讃は、浄土和讃の「光明月日に勝過して」以下五首でした。



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