明源寺ブログ

浄土真宗本願寺派

根性

2010-03-05 23:23:03 | Weblog
拙寺境内にて、早春の花であるクロッカスの花が咲いた。クロッカスは、耐寒性秋植え球根植物であるが、拙寺の場合は植えっぱなし。しかし、根性にて毎年早春に咲く。このクロッカスの花を見て思う事が毎年ある。
この花は、この時期の為にこそ、少ない栄養分(拙寺は、植えっぱなし)を地中から摂取して球根に貯え、この早春を迎える。自分は、昨年一年の間、どんな養分を摂取して、花を咲かせたのだろうかと考える。すると、「頑張ったよね」と思う事は、だんだん少なくなってきているように思う。これが、「老い」という現象もかも知れない。でも、数年に一度でもよし。「頑張ったよね」と思える自分で今後ともありたいと考えている。これが、「日常に流されながら日常を大切にする」という事だと思う。なにしろ、我々には親鸞聖人がおられる。聖人のご一生を思う時、今に輝く聖人の一連の著作集は、晩年の70歳以降からである。そして、亡くなる直前(90歳)まで続いた。この事も忘れずに頑張ろう。さあ、明日から春の永代経・・・・・

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