
白泉社 2006年6月~ 雑誌掲載時のカラーページも完全収録した完全版。 満天さんにお借りしています。
満天さんの記事はこちら → 獣王星 作:樹 なつみ
昨年アニメになったので、知ってる方も多い 樹 なつみ氏の代表作…って、偉そうに言ってる割には私、樹さんの作品読むの初めてなんです~。
で、初めて読むにはよかったっぽい秀作らしい。(すいません、なにしろ他を読んでないので) さすがに満天さん、初樹 によいものを選んでくださいました。コミックス第1巻が刊行されたのが1994年、最後の5巻の刊行が2003年という、10年を費やした力作です。
マンガの中でも自分では手に取らない (買わない) こういう作品を、マンガ喫茶ではなくじっくり手元で読めるのは、貸していただく皆様のお陰と感謝しています。m(_ _)m
もともと、マンガでは何でもありなのに、文章ではへたなファンタジーまがいのSFは読むの嫌いで、歴史ものやノンフィクションの方が好きなんです。もちろんブラッドベリとか星 新一とかは別ですよ。マンガでも長編だと設定に破綻が見えたりしてしらけるのですが、これは納得できる方。
自分で新しいSFを手に取らないというのは、新しい世界を読むのがめんどくさくなってるプチ老人か ? なんて考えるんですがね~。
少女まんがのSFを読んでて破綻がない、少ないと感じるのはやはり萩尾 望都氏、竹宮 惠子氏の両巨頭、それに独特の世界を持つ佐藤 史生氏、あっ男性漫画家が昔少女SFものを描いたものは全部知りませんので除きます。石森章太郎氏のは短編でもいいのありましたよ。
さて、この作品、SFアクションものって言うんでしょうか、帯には 「壮麗なるサバイバルSF」 と書いてありました。
両親を殺され、双子の弟と一緒に死刑星と言われるキマイラ 「獣王星」 に落とされたトールは、1日が2年、昼が181日、夜が181日続く過酷な星で生きていかなければならなくなった。
両親を殺し、自分達をこんな目に合わせる星系の独裁者、父親のかっての友人に復讐を誓い、この星のたった一人の王 獣王 を目指し、トールの気の遠くなるようなサバイバルは始まるのだ。
以上は一巻のほんのさわりで、この後紆余曲折、信じていたものが根底からガラガラと・・・てな事もありまして、全3巻一気にこの週末に読みました。
連載中にちょっと話を変えたかな~とか、多少 ? な所も感じましたが、なかなかに面白かったです。
メカが良く描けていると思ったら、作者あとがきでアニメ畑の方にメカデザイン・設定デザイン・科学考証などを最初から依頼しましたと書いてありました。はっきり金銭的にはちょっと大変だったけれど、安心して描けたとも書かれていて、なるほど~こういう分業も今はあたり前になっているのかと感心しきり。
又、アニメ化にあたりコンセプトデザインを担当して頂いた 渡部 隆氏 がそのままアニメのデザイン担当になられたということで、双方良いお仕事になったというのが分かります。

↑ あとがきにあったトール成長後のイラスト 絵柄が少し変わっているかな。
読み終わって1階の居間に行き、日曜お昼の定番 NHKのど自慢 を見ながら昼ごはんを食べていると… ゲストで出ていた藤 あや子さんが歌うところの 「紅い糸」
生きるも死ぬもあなたと一緒 云々…
さっき読んだ 「獣王星」 に出てきた ヒロインの二人、ティズとカリムがそれぞれの相手に似たようなこと言ってなかったっけ~~。
ふ~ん、未来永劫、一途な女は演歌なのね~。いえ、あたしゃ違うよ~。
PS. 12月7日、まんだ林檎さまより、丁寧なメールを頂きました。11月29日の拙ブログ記事 → まんが林檎 「コンプレックス」 シリーズ の記事をブログに載せることのお知らせに対するお返事です。
好き勝手な感想を書き散らして失礼したのに、「感想ありがとうございます。」 と言う題名で、「摩利と慎吾」 は大好きとか、感想書いてもらっても目にとまることがないので、メールいただけて嬉しい、とか大変恐縮する内容のものでした。お返事のメールも入れましたが、ここでも深くお礼申し上げます。m(_ _)m
今後ともよろしくお願い申し上げます。

満天さんの記事はこちら → 獣王星 作:樹 なつみ
昨年アニメになったので、知ってる方も多い 樹 なつみ氏の代表作…って、偉そうに言ってる割には私、樹さんの作品読むの初めてなんです~。

で、初めて読むにはよかったっぽい秀作らしい。(すいません、なにしろ他を読んでないので) さすがに満天さん、初樹 によいものを選んでくださいました。コミックス第1巻が刊行されたのが1994年、最後の5巻の刊行が2003年という、10年を費やした力作です。
マンガの中でも自分では手に取らない (買わない) こういう作品を、マンガ喫茶ではなくじっくり手元で読めるのは、貸していただく皆様のお陰と感謝しています。m(_ _)m
もともと、マンガでは何でもありなのに、文章ではへたなファンタジーまがいのSFは読むの嫌いで、歴史ものやノンフィクションの方が好きなんです。もちろんブラッドベリとか星 新一とかは別ですよ。マンガでも長編だと設定に破綻が見えたりしてしらけるのですが、これは納得できる方。
自分で新しいSFを手に取らないというのは、新しい世界を読むのがめんどくさくなってるプチ老人か ? なんて考えるんですがね~。

少女まんがのSFを読んでて破綻がない、少ないと感じるのはやはり萩尾 望都氏、竹宮 惠子氏の両巨頭、それに独特の世界を持つ佐藤 史生氏、あっ男性漫画家が昔少女SFものを描いたものは全部知りませんので除きます。石森章太郎氏のは短編でもいいのありましたよ。
さて、この作品、SFアクションものって言うんでしょうか、帯には 「壮麗なるサバイバルSF」 と書いてありました。
両親を殺され、双子の弟と一緒に死刑星と言われるキマイラ 「獣王星」 に落とされたトールは、1日が2年、昼が181日、夜が181日続く過酷な星で生きていかなければならなくなった。
両親を殺し、自分達をこんな目に合わせる星系の独裁者、父親のかっての友人に復讐を誓い、この星のたった一人の王 獣王 を目指し、トールの気の遠くなるようなサバイバルは始まるのだ。
以上は一巻のほんのさわりで、この後紆余曲折、信じていたものが根底からガラガラと・・・てな事もありまして、全3巻一気にこの週末に読みました。
連載中にちょっと話を変えたかな~とか、多少 ? な所も感じましたが、なかなかに面白かったです。
メカが良く描けていると思ったら、作者あとがきでアニメ畑の方にメカデザイン・設定デザイン・科学考証などを最初から依頼しましたと書いてありました。はっきり金銭的にはちょっと大変だったけれど、安心して描けたとも書かれていて、なるほど~こういう分業も今はあたり前になっているのかと感心しきり。
又、アニメ化にあたりコンセプトデザインを担当して頂いた 渡部 隆氏 がそのままアニメのデザイン担当になられたということで、双方良いお仕事になったというのが分かります。

↑ あとがきにあったトール成長後のイラスト 絵柄が少し変わっているかな。
読み終わって1階の居間に行き、日曜お昼の定番 NHKのど自慢 を見ながら昼ごはんを食べていると… ゲストで出ていた藤 あや子さんが歌うところの 「紅い糸」


さっき読んだ 「獣王星」 に出てきた ヒロインの二人、ティズとカリムがそれぞれの相手に似たようなこと言ってなかったっけ~~。
ふ~ん、未来永劫、一途な女は演歌なのね~。いえ、あたしゃ違うよ~。
PS. 12月7日、まんだ林檎さまより、丁寧なメールを頂きました。11月29日の拙ブログ記事 → まんが林檎 「コンプレックス」 シリーズ の記事をブログに載せることのお知らせに対するお返事です。
好き勝手な感想を書き散らして失礼したのに、「感想ありがとうございます。」 と言う題名で、「摩利と慎吾」 は大好きとか、感想書いてもらっても目にとまることがないので、メールいただけて嬉しい、とか大変恐縮する内容のものでした。お返事のメールも入れましたが、ここでも深くお礼申し上げます。m(_ _)m
今後ともよろしくお願い申し上げます。



絶対にトミーさんも嫌いじゃないハズ・・・
っと…思いっきりムリじいしてます(笑)
そいでも気に入って頂け良かったです~(ハハハハ)
人間、ある程度は過酷な状況に置かれないと
やっぱダメなのかな~なんて思わせる漫画です
システム化されて安全の中に住んでいると
子供が生まれなくなり滅亡へと向かう人類
それに対し過酷な自然条件なのに
ポコポコと子供が生まれる獣王星
環境が整い過ぎた日本と
未だ過酷な環境に身を置いている外国なんぞを
思いおこさせる漫画でした(笑)
精神的にも獣王星に住んでいる人々の方が
まっとうな人達に見えてきます
あ~だこ~だと考え過ぎて精神を病んでしまう
現代人と…
ただがむしゃらに生きるんだっと行動する
獣王星の人々
どちらが本当の幸せなんじゃろう??
樹さんはマルチェロ物語から知っていましたが…
時々デッサンが狂う悪いクセがありまして
一時期離れていました
最近また読み出していますが面白い良い作品が
多いです!しかし…なかなかBOOに出回らん(笑)
ちょっと意外
私は好きで作家買いしているんですが。お薦めですよん
「獣王星」のテイストが好きなら「OZ」も気に入ると思うわ~
でも私的に別プッシュしたいのは「花咲ける青少年」!!
も~これはトミーさん好みの美青年(←美少年じゃないトコがポイント)がタイプ別にたくさん出ていて、読んでてうっとりしちまいます(爆)
絶対気に入ると思うんだよな~
大抵「立人」派と「ユージィン」派に分かれるんですが、トミーさんはどっちだろう??(むふふ)
話がズレましたが、私も満天さんと同じく「獣王星」にし現代の日本が重なって見えます。
生命力の神秘と素晴らしさ・・・そんなことが心に沁みますね~
自分じゃ買いそうもない物借りると凄く得した気分。
樹さんは絵柄がちっと好みじゃなかったので読んだことなかったのですが、本格SFで内容も考えさせるし、いいですね。
他の作品もSFが多いんでしょうか。まんが喫茶にあったら、他のも読んでみようかな。知らない作家さんを教えてもらうのは楽しいね~
樹さん、初めて読みました~。知らなかったわけじゃないし、書評も良く目にしてたし、マンガ喫茶で 「OZ」 も手に取ってみたことあるんだけど、絵柄がアニメちっくでちょっと好みじゃなかったのよ。
ついついまだいっぱいある好きな作者の未読本に走ってまして。
>でも私的に別プッシュしたいのは「花咲ける青少年」!!
いや~ん、見たい~~。今晩まんが喫茶へ行っちゃおっかな ! かくしてマンガ漬け~
「花咲ける~」も面白いですよ~
あと「OZ]とかもね~、スケールが大きくて、アニメを見てるように
動きのある絵に感動してました・・・
樹ファン多いんですね。知らなかった~。最近の人気作家さんというのは知ってたんですが。
>男の人がかっこいいんで、眼福
いゃ~、こりゃちょっとブック○フあさりしないとだめかしら~。「花咲ける~」は必ず読んで見ます。