少し前の事になるんですが・・・。
夜11時頃、寝ようと思って電気を消して、いつもは開けっ放しにしているカーテンを、何故かその日は閉めようと思い立ったんです。
で、閉めるついでに何気なく外を見て、ダンナさんの車を見ると、何やら人影が
ん?目の錯覚か?いや、でも、あれは人影だよなあ・・・。何してるんだ?あ
もしかして、車上荒らし
と焦ってダンナさんを呼び、その窓から確認してもらいました。
「なんやあいつ・・・。俺、行ってくるわ
」と言って携帯だけ握り締めてシャツとパンツという格好で出て行きました。
私は、窓からじっと観察。
ダンナさん「何してるんや?」
不審者「何もしてへんで~」
ダンナさん「何もしてへん事ないやろ。これ、俺の車や、俺の車にひっついて何してるんや、警察呼ぶぞ」
不審者「だから何もしてへんて言うとるやろ。何もしてませーん」
ダンナさん「まあええわ、警察連絡するから、それでハッキリしてもらおやないか」と言って携帯から警察へ通報「車上荒らしの未遂みたいなんですけど、来てもらえますか」
不審者「お前誰やねん、名前は?勤め先は?」
ダンナさん「お前に聞かれたないわ、聞くんやったらお前から言えよ」
と、ゴチャゴチャ言い合いをしているうちに、遠くからピーポーピーポーと聞こえてきて、私は「早く来て~」と祈るばかり。でも音は聞こえたもののなかなか来ない。この時間の長かったこと!ダンナさんが何かされたら包丁持って出ていかなあかんかな、いや、逆にその包丁取られたら終わりやしな、どうしよ
と思ってる間に、覆面パトカーが到着
降りてきた警官が不審者を一喝「なんじゃコラお前、なめとんのか、ぁあ
」
かなり怖かったです
その後すぐに「まあええわ、車乗れや」と不審者を覆面パトカーに乗せ、ダンナさんに事情聴取。そうこうしている間に次から次へとパトカーが
その数覆面含め4、5台、原付も2台来て、辺りは警官だらけになりました
その頃には野次馬も来ていて、ちょっとした騒動に。
駐車場にある他の車や周辺を警官が見て回って、他に被害はないかどうか確認していました。
ダンナさんが事情を聞かれていて、警官が「お宅から見えたんですね?確認させてもらっていいでしょうか?」という声が聞こえ、私は焦る
だってパジャマだし、何より部屋散らかってるし
と焦っているうちに警官が来て、ドカドカと上がりこんできました。窓から現場を確認して、発見した時の状況を私も説明しました。何故か不思議なのが、ダンナさんの勤め先、連絡先、そして、私の仕事の有無、勤め先まで聞いてきたこと。それはいらんやろ、と思いつつも答えてしまいましたが
その後鑑識の人が来て、窓から写真を撮っていきました。帽子に「KANSHIKI」と刺繍してあって、「うわー、テレビみたい
」とちょっと興奮
また別の警官が家に入ってきて、「不審者はだいぶ酔っていますので、署の方へ連れて行って聞き込みします。常習犯ではないみたいで、車上荒らしは未遂みたいですが、ちゃんと調べますので、後で連絡します」と言って引き上げていきました。
その後12時くらいに電話があり、「ただの酔っ払いでした。近所の飲み屋で友人と飲んでいて、その方と連絡が取れ、家族の方にも連絡して迎えに来てもらうことにしました。職業もちゃんとした人で、ボランティア活動などもしているごく普通の人でした」との報告。酔っ払いめ、迷惑な
でも、車上荒らし未遂でこんなにもたくさんのパトカー、警官がすぐに来てくれるとは驚きでした。せいぜい原付に乗った人が1,2人来るくらいだろうと思っていたら
この事件の数日前にダンナさんは交通違反金を7000円支払っていたので、「これで元が取れたね」なんて言ってました。今回の人の人件費を思えば、まあチャラになったと考えてもいいかな、なんて。
市民の生活を守るおまわりさん、ありがとうございました。でもね、お邪魔しますも言わずに家に出入りするのはどうなんでしょうか・・・