比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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織都・・・桐生の・・・ノコギリ屋根の館

2010-05-14 | 道をゆく 関東
いきなり・・・ベーグルとコーヒー・・・・アンパンに見えますがプレーンなベーグル。
桐生のノコギリ屋根の工場の「パン・カフェ・レンガ」・・・
ベーグルは粘りがあって噛み切れなくて・・・これ手でちぎってコーヒーに浸して食べるのが好き(邪道かな?)。

煉瓦造りのノコギリ屋根として唯一残る工場(金谷レース)をリニューアルしたパン工房。

1919年竣工、国登録有形文化財。レンガ積層、屋根部分木造、鉄板葺・・・鉄骨補強。採光窓は北向き(平均的な光量を考えて)。建築の専門家なら興味が尽きぬであろう。屋根の構造はトラス構造らしくも見えるが素人だからわからない。ノコギリ屋根は雨漏り対策が完全ではなかったのかとわたしは思う。
梁間3間、桁行10間、4連、合計120坪(396㎡)。以前は8連あったが半分は改築した。

何気なく飾ってある絵は東山魁夷の森の緑と白い馬をテーマにしたもの「緑の歌」・・・リトグラフではないかと・・・・・。リトグラフでもこの大きさだと数100万?額の前にグランドピアノ、その前にかなりのアイテム数のパン。
年に数回のライブ、コンサートを開くようです。

レンガは澁澤栄一が設立した埼玉県深谷市の日本煉瓦製造㈱(1886~2006年)製のもの。日本煉瓦のレンガは東京駅、日本銀行、赤坂離宮、東京大学、信越線碓氷峠鉄道橋など黎明期の近代日本建築のほとんどに使われた。

外にでると隣接して母屋との間に木造2階タイル張り・・・金谷レース事務所・・・21坪(71㎡)がありました。昭和初期の建物、ここもまた国登録有形文化財だそうです。写真は撮り忘れました。

金谷レースに関する記述は桐生市教育委員会管理部文化財保護課HPを参考にしました。このHPにノコギリ屋根概観、金谷レース事務所の写真があります。

通りの角にこんなおうちがありました。街の景観を彩る立派なおうちです。大正期の建築でしょうか。いまは古民家といわれるほどの建造物です。雨戸もしまっていましたので無住の家と判断して写真を撮らせていただきました。

130円のパンと250円のコーヒーですっかりいい気分になって、帰路につきました。
本日5月6日、12000歩。


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