比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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秋山郷に行ってきました・・・信濃の国は

2006-08-22 | 古民家の風景
信州塩田平でお盆を過ごしているうちに、ふと思いつきで信越国境の秘境秋山郷に行ってきました。飯山の街から木島平へ、カヤノ平(標高1200㍍くらい)で一休み。草原にはニッコウキスゲは見られませんでしたがシモツケが群落となって咲いていました。カヤノ平を過ぎて、志賀高原からの道と合流、雑魚川に沿って切明温泉まで下ります。沢を横切る道には数100㌧の雪渓がせり出しています。切明で魚野川と合流し中津川となった川は津南町大割野で信濃川に合流します。切明からは群馬県六合村野反湖、長野原につながる古道があり往時は人が行き交ったとの事です。国道405号線は津南から秋山郷に、切明から人道になり再び野反湖から再び405号線として長野原、とちゅう大笹街道と合流して高崎へと続きます。
鳥甲山を左に見ながら深いV字谷の中腹を、切明から小赤沢へ、道端のシシウドの花がきれいです。
小赤沢の総合センターで一休み、ここの資料館でここがマタギの南限であることを知りました。ここは苗場山の登山口(標高800メートルくらいか)です。すぐ近くの茅葺中門造りの保存民家を見学。26坪(4間×6間)くらいか。2坪の中門から8坪の土間(キッチン、作業場、収納所を兼ねているよう)、8坪の板敷きの囲炉裏の間、奥に10畳の座敷。座敷の横は3坪の納戸のようなもの、座敷には天井がありましたから上は隠し収納所かな。江戸中期の建造、築200年、1DK,豪雪にも耐え丈夫です。壁は土壁に外から板をはってます。傷んだところから土と木舞が見えました。
知らない街に行ったらその土地のものを食べたいのですが、まだ10時。ザンネン!

秋山郷小赤沢、中門造りの古民家
 

小赤沢をあとに屋敷、五宝木トンネル(この辺で標高1000㍍を超える)を抜けて森宮野原(117号線)辺りを目指します。途中、北野天満宮辺りで地蔵堂らしきものを見る。

地蔵堂らしきもの(北信濃栄村北野あたり)

森宮野原(標高400㍍くらい)に着いたのは11時ころ。
今回は秋山郷のことを何も知らずに来たので、つまらなかった。何のために来たのだろう。越後秋山郷と信濃秋山郷がどうして分れているのだろう。こういうことは土地の人に聞いては失礼だ。街を訪ねるときは実行のときより下調べのときの方が数倍面白いのだ。反省!
時間があるので飯山から新井に抜けるむかしの「塩の道 富倉街道」の富倉蕎麦を食べに行こうかと思ったが道を間違えてしまった。長野まで行って昼飯を食べよう。

長野で「東山魁夷館」を見てきました。私はこういううますぎる絵はただただ圧倒されてしまう。


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