【歯顔大笑】

歯を見せて大きく笑おう!

64.【白井神社】

2011-04-25 | “訪れました“
【白井神社】

場所は兵庫県尼崎市にありますが、ご存知の方はおられますか?
もしおられたらその方はご近所にお住まいか、よほど歯に関する
事に詳しいか、お好きな方だと思います。


さて、それでは白井神社についてお話しして行きましょう。
詳しい資料な残ってはいないのですが、諸事から総合して
天平時代に創立されたと思われ、御祭神は天之手力男命
(あまのてぢからのみこと)です。

いつの頃からか「歯神」とよばれ、200年以上前に発行された
『摂津名称図絵』には「白井天王祠穴太村に在り世俗歯神と
称し、歯の患を祈願すれば忽に平癒すとぞ」とあることから
この頃には既に穴太村の白井天王は歯神として有名で多くの
人々から信仰されていたと思われます。





“鯰神社”
白井神社は別名“鯰神社”と呼ばれています。その由縁は・・・
昔、白井神社は広大な敷地を有していて、広い境内には大きな
池があって多くの鯰が生息していたそうです。
ある時、歯痛に苦しんだ者が藁をも掴む思いで鯰の皮膚液を頬に
塗ったところ歯痛が止まったと住民の間に広まり、それ以来、
鯰大明神と崇められ、鯰を食することを断ち、祈願成就に鯰を池
に放したと言われています。
 しかし時代を経て地区整備などによって境内は狭められ、池も
なくなり鯰は絵馬に変わりました。それでも、近畿地方一帯より
多くの人が訪れ大いに賑わい参詣者が絶えることなく、参道には
茶店や絵馬売店が設けられたとも伝えられています。

歯患平癒の祈願者は御礼詣りに「鯰の絵馬」を奉納する習慣が
あり、現在、社殿内には天保時代のものが保存されてその名残
があります。


実際に行ってみて・・・
閑静な住宅街の中にあり、ほんとに静かな神社でした。鯰の絵が
描いてある絵馬が何枚かぶら下げてありました。


“白井神社御社殿大改修事業趣意書”という立看板がありました。
昨年の1月に出された趣意書で事業資金がたまれば大改修が行わ
れるんでしょうね。  そのためか境内には人気はなく、お守り
を買って帰ろうと思っていましたが何度呼び鈴を鳴らしても人は
出てこられませんでした。


伝統ある神社なので、大改修を終えた後にはまた多くの人が
”歯神様”として参拝し活気を取り戻してもらいたいです。



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