63.【表情筋を鍛える】

【表情筋を鍛える】



“スキンケア“、“アンチエイジング”など昨今は
いろいろな方法で若く見えるようにみなさん努めてお
られます。単に表情筋を鍛えるのであればいくらでも
エクササイズ方法を見つける事ができますが、少し違
った視点から”表情筋を鍛える“事を考えてみたいと
思います。

喜怒哀楽
多くの人は“表情筋を鍛える“と聞くと、”笑顔”を
作る様子をまず考えます。ですが、本当に笑顔だけな
のでしょうか。　表情筋は人間だけが表す喜怒哀楽を
作る筋肉で３０種以上のものが関係しあっています。
例えば怒って眉を吊り上げる事、泣いて目を細め口を
すぼめる事、驚いて目を大きく見開く事、自慢をして
小鼻をピクピクさせる事等も全てこの表情筋を使って
行われているのです。つまり、もの、人、でき事・・・
何に対してもしっかりと感情を持つ事が“表情筋を鍛
える“事になるのです。

前回書いたほうれい線が老けて見せる事は間違いありま
せんが、ほうれい線は遅かれ早かれ現れてくるものです。　
そうであれば日々、喜怒哀楽をしっかり出せるような
生活をする事が一番のトレーニングなのです。

生き生きと暮らす
いくつになっても夢や目標を持って暮らせる事はいい事
ですが、辛い事があっても辛いからこそ意欲的に暮し、
生きがいを見つける事が大切です。生きがいを見つける
事が難しければ見つける事に一生懸命取り組む、それだ
けで表情が明るくなり、笑顔も生まれてきます。そうす
れば口角も上がり、目に張りができ表情筋も鍛えられ、
表情にメリハリが生まれて来るのです。

やはり、ただ単に“表情筋を鍛える“のではなく、しっ
かりと生きがいを持って喜怒哀楽をあらわして行く事、
これこそが何よりも生き生きと若く見える方法になるの
です。