マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

啓蟄

2020年03月05日 16時44分53秒 | 庵主の日記
今日は朝からぽかぽか陽気。
啓蟄らしい昼下がりです。

私も先週から縫物ばかりして部屋に籠っていましたので
久しぶりに、朝からスーパーにお買い物。
まるで啓蟄の虫みたいですね( *´艸`)

普段は食材も日用品もあらかた宅配なので、あまり出かけない私。
スーパーに入った途端、マスクだらけで、
あ!コロナかぁ…と
あまりにも無防備に映るのであろう私は、ちょっと肩身の狭いお買い物となりました。

それにしても、ニュースでは聞いておりましたが
幸い今のところコロナ感染のないこんな田舎町でも、
トイレットペーパー、ティッシュの棚はすっからかん!
買占めリアルを目の当たりにいたしました。

パン屋さんもお総菜コーナーも、全て包装されて、バイキング形式は一時中止にされたみたいです。
それでいてスーパーの袋は有料になり、店内放送で「プラスチックごみを減らし地球環境を保護しましょう」と
店内アナウンスが流れているという
なんともちぐはぐな状況が目の前で繰り広げられていました(笑)

さて、新型コロナウイルスパニックはいつ収まるのでしょうか?
まぁ、医学的科学的にはワクチンなどの手当法が見つからない現状では不安は収まらないのでしょうね。
毎日、毎日、メディアでコロナコロナと煽り立てられて
国会までコロナ一色の様相です。

実際のところ、2019年の9月までのインフルエンザによる死亡者数は3000人を超えており、
1月は一日平均54人が亡くなっているとの発表がされています。
それに比べれば、新型コロナウイルスはそこまでにはまだなってない…。

もちろん予防は大切ですが…。

特に、毎年風邪を引いたり、インフルエンザにかかったりという方は注意が必要だと思います。
もっと免疫力を高めないと、コロナウイルスに感染するリスクは否めません。

除菌や殺菌、この食べ物がいいとか、飲み物がいいとか。
マクロビオティックでも、梅醤番茶がいいとか、塩番茶でうがいをするとか、そんな情報であふれてしまいますが、
場当たり的な対処法では、これからの地球環境を考えると、太刀打ちできない事象が起きるように思います。
人類はこれまでも、細菌やウイルスのような微生物(ウイルスは核を持たないので生物とは言い難いですが)との闘いを繰り返してきたこともあり、どうしてもこれらが敵のように取り扱われ、除いたり殺したり。
共生するという考え方はマイノリティです。
でも、勝つか負けるかは力のバランスが崩れるから起きるわけで、
勝ちもしない、負けもしないバランスを保つことこそ共生の道と思います。
つまり、免疫を常に正常に保つ。
それは、普段からの食や運動や精神を整えることにあるのだと思います。
何が欠けても人はバランスを保てなく心身に不調が起きてしまいます。
それは、実は私もあなたも、すでに経験していることです。
生きるか死ぬかというくらいまでの淵に立たないと、なかなか実感ができませんが、
ちょっと、こんなことあったよなぁって思いめぐらせば、微生物たちとの共生も可能になるのではないかと思います。
私たちにとっては好ましくない微生物もいるでしょうが、きっと助けてくれる微生物もいる。
案外、昔の日本人の暮らし方にヒントがあるのではないでしょうか?



写真の内容は、玄米ご飯、ごま塩、きんぴらごぼう、ふのりと厚揚げのお味噌汁、出汁に使った昆布と干し椎茸の佃煮、季節の野菜を添えました。
普段の基本食はこれにお漬物や梅干しがあれば十分ですね。



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